【浦和レッズ】興梠慎三が鹿島戦へ「岩政さんの喜ぶ姿は見たくない」。広島に逆転勝利も「内容があまり良くない」
興梠慎三。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)
「選手の時からあんな感じ。埼スタでやられないようにしたい」
[J1 11節] 浦和 2-1 広島/2023年5月31日19:34/埼玉スタジアム
J1リーグ11節、浦和レッズが酒井宏樹の同点ゴール、伊藤敦樹のアディショナルタイム弾でサンフレッチェ広島に2-1の逆転勝利を収め、暫定4位に浮上した。6月4日には再びホームで鹿島アントラーズとの注目の対決を迎える。
後半途中から出場して勝利につなげた興梠慎三は、「前半ロングボールが多く、もちろん相手のプレスが速く(パスを)つなぐのが難しかったのかもしれないが、弱気なプレーが多いかなと感じていました。だから自分が出たら、できるだけ後ろからつないで、ビルドアップできたらいいなと思っていました」と振り返った。
逆転勝利と響きはいい。ただ裏返せば、先制点を与えてしまっているという状況でもある。レッズのエースストライカーは「リーグ制覇」を見据えて、次のように課題を挙げる。
「内容があまり良くない。そういう運よく勝てているのは長続きしない。内容を求めていかないと、優勝には辿り着けない。攻撃があまり良くないのは、後ろのビルドアップがあまり上手くいっていないからだと思うので、もっとこだわっていきたいです」
中3日で次は古巣でもある鹿島とホームで対戦する。両チーム揃って好調ななかで激突するのは久々でもある。
「ホームでの戦いであり、優勝するためには絶対に落とせない一戦。もちろん簡単に勝てる相手ではない。向こうも今勢いがあるし、でも内容はあまり良くないかもしれないけれど……その勝負強さを鹿島はやはり持っている。勝てるように頑張りたいです」
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岩政大樹監督が現役時代だった時、ともに鹿島では3冠を達成している。
「一緒に戦って、次に選手として対戦し、今度は監督と選手。岩政さんが喜んでいる姿は見たくないです。選手の時からあんな感じです。あれを埼スタでやられないようにしたいです」
ターンオーバーにより鹿島戦は先発出場が有力視される。36歳になった浦和の30番が、鹿島攻略へゴールと勝利を狙う。