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【浦和】リカルド監督、江坂任と小泉佳穂“W起用”の構想明かす。今季3戦未勝利、湘南戦へ抱負も

浦和のリカルド・ロドリゲス監督(天皇杯より)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

この二人の「組み合わせを見たかった」。

[J1 27節] 湘南 – 浦和 /2021年8月29日19:00/レモンガススタジアム平塚

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が8月27日、オンラインによる記者会見に応じて29日の湘南ベルマーレ戦に向けて抱負を語った。

 6月20日の対戦では、キャスパー・ユンカーが2ゴールを決めたものの2-3で敗戦に。そして、その後の選手エントリー問題により、没収試合で「0-3」の扱いとなった。

 ほぼ試合を支配(シュート数は21本対4本)しながらもスコアでは上回れなかった。アウェーゲームでは、再びボールを持つ時間が増える展開が予想され、そのなかでいかに決め切るか――2か月前からどのように進化と変化を遂げたのか、そのチームの姿を見せる機会にもなる。

 リカルド・ロドリゲス監督は「ゲームを支配し、より攻撃の回数を増やしていければ。時間が経つごとに、そういった流れにはなると思います」と展開を読む。

 今季湘南とはルヴァンカップを含めてすでに3回対戦しているが、2分1敗と勝てていない。

「よく知っているチームであり、コンパクトで強度のある守備をします。ボールを持つと縦のスピードは速く、ペナルティエリア内に人数をかけてきます。毎回難しい試合になりますが、今回は勝利を収めたい。しっかり攻撃を仕掛け、守備のところではペナルティエリア内をタイトに守らないといけない。また、クロスを多用し、セットプレーも上手く生かすチームです。そこでの守備もしっかりしないといけませんね」

 そのように勝利への意欲を示す。

 また、指揮官は小泉佳穂と江坂任のダブル起用を構想していたが、それが幻に終わってしまったことを明かした。

「選手たちの特長によってプレーは変わってくると思います。小泉選手がピッチに立てばよりキープできて押し込み、相手サイドでプレーする機会は増えます。小泉と江坂の組み合わせを見たかったのですが、この前の試合では、江坂が負傷してしまい、彼との交代になってしまいました。ビルドアップのところが良くなっていけば、チャンスの数も増えていくと思います」

 そのように二人を組ませた時、何が起きるのかを実際に見たかったということだ。

「今はまたチームが新しくなり、これまでいた選手が理解しているコンセプトを、新たに加わった選手も分かっていかないといけません。練習の時間は限られ、この暑い気候のなか、選手たちは最大の努力をしていますが、フレッシュさを保つのはどうしても難しい状況ですね」

 このあとは川崎フロンターレとのルヴァンカップ準々決勝2連戦も控えている。さらに突き抜けていくため、浦和が湘南戦でリーグ4連勝を目指す。

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[文:塚越始]

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