【浦和】FC東京戦へリカルド・ロドリゲス監督「このチームの価値を示す試合に」
浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
京都戦での「関根左SB起用」の意図など語る。
[J1 21節] 浦和 – FC東京/2022年7月10日19:00/埼玉スタジアム
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が7月8日、オンラインによる記者会見を行い、2日後のFC東京戦に向けて抱負を語った。
6日の京都サンガF.C.戦(△2-2)では2トップ気味、そして関根貴大が左ウイングバックとサイドバックを兼ねるような形の布陣で臨んだ。その狙いと結果について、指揮官は次のように語る。
「ガンバ大阪戦では1トップの難しさを少し感じていたので、そのような形にしました。ビルドアップでは3枚、4枚回しとありますが、京都に対しては背後を突くことが、彼らにとって、より守りにくいのではないかと考えました。いつものやり方に少し加えた、と言えます。4-2-3-1からボランチ、シャドーを少し上げると京都戦のような形になります。また普段と異なる点で言えば、タカ(関根貴大)を左サイドバックでも起用しました」
その関根左SB起用の意図について、「これまで試合終盤、群馬戦で右SB、ガンバ戦では左SBで起用し、良かったので使えたオプションでした。守備も問題ないだろうと思いました。(大畑)歩夢選手の出場機会が多く、休ませる意味合いもありました。タテのプレーをもたらし、よりゴールに向かう回数を増やしたいと考えました」と話し、そのパフォーマンスには一定の評価を与えていた。
またシュート17本を打ちながら2-2で引き分けた京都戦について、「こうした試合では大差で勝たなければいけませんでした。それができなかったのは心配です。何かを目指すチームは、そのような展開では大差で勝ち、拮抗した試合は勝ちに持ち込み、内容が悪くても最悪引き分けに持ち込む。タイトルが欲しいならば、そういった結果を残さなければいけません」と悔やんだ。
そしてFC東京戦に向けて、次のように抱負を語った。
「京都戦では数多くのチャンスを作りながら勝利につなげられず残念でした。しかし方向性は間違っていないので、続けることが大切です。クラブ、チーム、サポーターの方々がこのチームの価値を感じられるような試合にしたいです。私はサポーター、ファンの皆さんがスタジアムに来た時よりも、帰る時のほうが幸せな気持ちになってもらえる試合を見せたい。試合を楽しんでもらい、最後は勝利を届けたい。内容もスペクタクルなものをお見せしたいです」
リーグ戦は再び2試合連続ドロー中。ホームゲームでの連戦となるが、リカルド監督は勝利を誓っていた。
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