【浦和へ移籍の噂】ギアクマキスがリーグカップ準決勝でゴール! セルティック退団を仄めかす!?
キルマーノック戦でゴールを決めたギアクマキス(右)。アレッサンドロ・ベルナベイと抱擁をかわす。(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)
今季の公式戦二桁ゴールに乗せる。ファイナル進出で「残留」も!? 前田大然も決めて、キルマーノックに勝利!!
J1リーグ浦和レッズへの移籍が噂されるスコットランド1部セルティックFCに所属するギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(Georgios Giakoumakis)が1月15日に行われたスコティッシュリーグカップ準決勝キルマーノックFC戦、交代出場から試合を決定づける2点目のゴールを決めてみせた。
この試合、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表のFW前田大然が前半のうちに先制点を奪取。ギアクマキスは74分、古橋亨梧と代わって出場すると、90+6分に試合を決定づける一撃を沈めた。
そしてスコットランドのタブロイド『デイリー・レコード』によると、試合を終えたあと、ギアクマキスはボールボーイに自らのユニフォームを脱いでプレゼント。これが移籍を仄めかしているのでは――と報じている。
記事に添付された動画を見ると、確かにユニフォームを脱ぐ様子が何かを暗示しているとも受け止められなくもない。ただボールボーイがギアクマキスに、かなり強くシャツをせがんでいる感じだ(ギアクマキスはわたしたあと、握手もかわしている)。
しかも28歳のストライカーがゴールを決めたのは試合終了間際の90+6分だった。まだスタジアム全体と本人が興奮冷めやらぬ状況にあり、この行為自体が「移籍」と直接的には関係ない可能性も大いにあり得る。
J1リーグの浦和レッズと移籍に関してクラブ間合意に至ったと言われるギリシャ代表ストライカーだが……果たして、このあと発表があるのだろうか。あるいは2月26日の宿敵レンジャーズFCとの決勝進出を決め、さらに今後カップ戦も増えるだけに「残留」の線も出てきたか。
SNSでは、その試合後にギアクマキスの写真が使われたインスタグラムのアカウント(@giakoumakis.7)のストーリーズに、「一つずつの瞬間を最後のように楽しもう! 決勝戦へ。たくさんの応援をありがとうございました」というメッセージが綴られていたことが話題に。ただし、このアカウントはチームメイトからフォローされておらず、本人のものではない可能性もあるので、もう少し見守る必要がありそうだ。
28歳のギアクマキスは2022-23シーズン、リーグ19試合・6得点・1アシスト、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)6試合・1得点など、公式戦通算31試合・10得点・1アシストを記録。今季の通算ゴールが、二桁に乗った。またギリシャ代表としても11試合・2ゴールを決めている。
イタリアメディア『トゥット・メルカート』は1月13日、移籍金を引き上げた浦和とセルティックが800万ポンド(12億円)[別媒体では600万ユーロ=約8億円とも]でクラブ間合意に至ったとレポート。しかし一方、ギアクマキスはヨーロッパでのプレーを希望し、イタリア・セリエAのUCサンプドリア移籍で個人合意しているとも言われてきた。
さらにフランスメディア『レキップ』は現地12日、フランス2部FCジロンダン・ボルドーFCがセルティックに正式オファーを出したと報じた。こちらは移籍金250万ユーロ(約3億5000万円)から300万ユーロ(約4億1000万円)。現地では「出遅れた」と言われている。が、もしかすると、ここまで具体的なオファーが明らかになっているということは、何か公算があって起こしたアクションかもしれない。