【浦和】西川周作が天皇杯決勝へ「阿部選手にカップを掲げてほしい。みんなの目標はそこにあります」。古巣の大分と新国立で決戦!
天皇杯決勝前日、大分戦へ抱負を語ったGK西川周作。協力:日本サッカー協会
「シンプルに勝つだけ。余計なことは考えず、試合をとにかく思い切り楽しみたい」
[天皇杯 決勝] 浦和 – 大分2021年12月19日14:00/国立競技場
浦和レッズのGK西川周作が12月18日、天皇杯決勝・大分トリニータ戦の前日練習後にオンラインによる取材に応じて、その決戦への抱負を語った。
新国立のピッチに立つのは今回が初めてだ。
「非常に興奮し、ようやくこのピッチに立てることを嬉しく感じています。ここまでやるだけやったので、いい準備ができました。明日は思い切りやるだけです」
そしてこの1週間、とてもいい準備ができたという。
「みんなで一体となってトレーニングができました。退団する選手がよりいっそう声を出して盛り上げてくれているのが非常に助けになりました。明日もみんなで一つになり、阿部選手にカップを掲げてほしい。みんなの目標はそこにあります」
対戦相手は古巣でもある大分。ただ、狙うのは一つ――勝利のみだ。
「明日はシンプルに勝つだけ。余計なことは考えず、試合をとにかく思い切り楽しみたいと思います。素晴らしい舞台であり、アジアにつながる大会。来季につなげないといけない。勝たなければいけないプレッシャーをいい力に変えながら、僕たちはやっていきたいです」
「相手は退任される片野坂監督にカップを掲げてほしいと考えていると思います。より強い気持ちが強いチームが勝つ。球際、切り替えが勝負を分けるはずです」と、浦和の守護神は引退を発表した阿部に天皇杯を掲げてほしい――と強調する。
120分+PK戦もあり得るこの決戦、阿部はメンバー外となりそうだ。そうしたなか、この試合へ向かう今季最後の1週間、チームキャプテンでもあった浦和の22番からたくさんの力を受けてきたという。
「阿部選手はオフ明けからずっと練習でも声を出し続けてくれていました。阿部選手から盛り上げてもらい、自分たちやクラブに懸ける思いが伝わり、力になりました。とにかく明日は楽しむことを、アベちゃんからも言われています。なんとしても明日、阿部選手にカップを掲げてもらうイメージをしながら、試合を楽しみたいと思います」
阿部とともにタイトルを。浦和が2018年大会以来、3年ぶりの優勝へ――その思いとともにクラブ一丸となって挑む。
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[文:塚越始]