【浦和】アンカー安居海渡、決勝ミドル弾「上手く力が抜けて、いいコースに飛んだ」。京都戦3-0勝利、グスタフソンとは異なる魅力と武器を発揮
浦和の安居海渡。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)
中盤の連係も良く、「みんなが連動してくれたから、自分もやりやすくできた」。
[J1 14節] 浦和 3-0 京都/2024年5月15日19:33/埼玉スタジアム
J1リーグ14節、浦和レッズが安居海渡、渡邊凌磨、チアゴ・サンタナのゴールで、京都サンガF.C.に3-0の勝利を収めた。浦和は3試合連続の複数得点でリーグ3連勝に。
この日は不動のアンカーだったサミュエル・グスタフソンがメンバー外に。代わって起用された安居海渡が42分、まさに目の覚めるような鮮烈のミドル弾を突き刺してみせた。この今季自身2ゴール目が決勝点になり、しかも4月7日のサガン鳥栖戦以来となる無失点勝利に。安居にとっては、今シーズン初のフル出場となった。
安居は試合後のヒーローインタビューで、「ホッとしています。3連勝できて良かったです」と冷静に喜びを噛み締めた。
「相手がかなりプレスをかけてくるのは分かっていたので、ワンタッチではがしたり、自分が持ち運んだりすることを考えて試合に入りました。自分も伸び伸びやれていたので、一人の力ではなく、みんなが連動してくれたから、やりやすくできたと思います」
そのように4-3-3を構成する中盤をはじめ全員がゴールに向かってスムーズに連動していったという。その流れの中で、ゴール隅を突くグラウンダーのミドル弾が生まれたと頷いた。
「上手く力が抜けて、いいコースに飛んだかな……という感じです(照れ笑い)。インパクトもけっこう良かったので、気持ち良かったです」
安居はそのようにクールに振り返った。
グスタフソンのコンディションは気になるところではある。ただ”代わり”ではなく、安居はアンカーとして、また異なる武器と魅力を見せて勝利に貢献した。チームにとっても収穫の多い快勝劇となった。
リーグ4位に浮上した浦和はここからアウェーでの連戦が続く。19日はリーグ15節のジュビロ磐田叩き、そして22日はルヴァンカップ3回戦でV・ファーレン長崎と戦う。そして26日にはホームで、FC町田ゼルビアと戦う。安居のタフさがより生きそうだ。