オミクロン騒動、JFAが田嶋会長の発言訂正。天皇杯決勝の浦和×大分チケット、払い戻しは「実施なし」
2022年の各カテゴリー日本代表の年間スケジュールを発表した日本サッカー協会の田嶋幸三会長。(C)JFA/写真提供:日本サッカー協会
「多くの皆さんが安心して観戦できるよう、感染対策をしっかり行っていきます」
日本サッカー協会(JFA)は12月17日、各代表カテゴリーの2022年度のスケジュールを発表した。その冒頭、田嶋幸三会長があいさつし、天皇杯の準決勝・川崎フロンターレ対大分トリニータ戦で、新型コロナウイルスの陽性者が出たことに言及した。
ちょうどこの日、その陽性者がゲノム解析の結果、新種の「オミクロン株」であることが確定された。
田嶋会長は次のように語った。
「天皇杯の準決勝2試合が終わり、決勝を残すのみとなりました。様々な日程の都合で今年は12月19日に決勝を行うこととなりました。残念ながら、準決勝の試合の観戦者の中から新型コロナウイルスに感染される方が出てしまいました。近くで観戦された方々には、しっかりとPCR検査などを行うように、東京都、神奈川県の保健所と協力し、アナウンスしているところです」
そのようにJFAが公表している「同陽性者の川崎×大分戦の観戦エリア:SA席、メインベンチ左側のメイン上層北側『Bゲート』『216、217ブロック』」付近で観ていた方について、積極的な検査を呼び掛けている。
また、19日の試合に関して田嶋会長は「多くの皆さんが安心して観戦できるよう、感染対策をしっかり行っていきたいと思います。また、発熱等体調が優れない方には、来場をご遠慮いただくようお願いします」と、万全を期して開催する方針を示した。
また、JFAは田嶋会長がそのあと言及したチケット払い戻しについて、「実施していません」として訂正した。
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[文:サカノワ編集グループ]