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横浜FM、浦和、富山…榎本哲也が引退。あの盟友もエールを送る

榎本哲也。イラスト:茉莉香│MARIKA

「カターレ富山から契約更新のお話や他クラブからオファーを頂きましたが、身を引く決断をしました」

 J3リーグのカターレ富山は2月7日、GK榎本哲也が2019シーズンを最後に現役を引退すると発表した。横浜F・マリノスで15年、浦和レッズで2年、富山で1年とプロとして18年間のキャリアを積み上げた。

 榎本は1983年5月2日生まれ、神奈川県出身、35歳。180センチ、76キロ。これまでのキャリアは、横浜マリノスプライマリー新子安 ― 横浜F・マリノスジュニアユース ― 横浜F・マリノスユース(武相高校)― 横浜F・マリノス ― 浦和レッズ― カターレ富山 。今季J3リーグ26試合・23失点、J1リーグ通算238試合出場。

「私、榎本哲也は2019シーズンをもちまして現役を引退します。

 カターレ富山から契約更新のお話や他クラブからオファーを頂きましたが、身を引く決断をしました。

 2002シーズンに横浜F・マリノスでプロキャリアをスタートさせてもらい、浦和レッズ、カターレ富山で計18年間プレーさせていただきました。

 横浜F・マリノス、浦和レッズ、カターレ富山で携わってくださった選手・監督・スタッフ・ファン・サポーターの皆さんには心から感謝しています。ありがとうございました。

 夢であったサッカー選手になるために全力でサポートしてくれた両親、自分の決断を尊重してくれ常に近くで支えてくれた妻、いつも全力で応援し続けてくれた娘たち、家族のサポートがあったからここまで頑張ることができました。ありがとう!

 最後になりますが、18年間携わってくださった全ての皆さま本当にありがとうございました」

 通算成績はJ1リーグ238試合、J3リーグ27試合の出場。横浜FMでは2003年、2004年のJ1、2013年度の天皇杯、浦和では2017年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、2018年度の天皇杯の優勝に貢献。2017年のスルガ銀行チャンピオンシップでは南米カップ王者シャペコエンセ戦でフル出場し、1-0の無失点勝利に導いている。

 盟友でもある河合竜二(現・北海道コンサドーレ札幌コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)は自身のツイッター(@crcryujikawai)で、「マリノスでの初めてのキャンプで同部屋だったな。今回もわざわざ連絡くれてありがとう。これからもお互い頑張ろな!」とつづっている。

 2シーズン前の河合、中澤佑二に続き、2019シーズンを終えて、栗原勇蔵、そして今度は榎本と、横浜FMの「鉄壁」を築いた戦士たちがスパイクを脱ぐ決断を下した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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