ミス&守備ズタズタ。浦和完敗…サポーターから大ブーイング
ミスからゴール……。得点を決めた横浜FMのマルコス・ジュニオール(右)と、声を荒げる浦和の西川周作(左)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
浦和ユース出身の広瀬陸斗J1初ゴール、山谷侑士もデビュー。
[J1 6節] 浦和 0–3 横浜FM/2019年4月5日/埼玉スタジアム2〇〇2
浦和レッズ対横浜F・マリノスの一戦は、3-0でアウェーの横浜FMが快勝を収めた。広瀬陸斗がJ1初ゴール、山谷侑士がJ1デビューを果たした。
浦和は前節に続き4-4-2の布陣を採用し、昨季まで横浜FMに在籍した山中が左サイドバックで先発。強力な直接フリーキックを放ったものの、枠を大きく外してしまった。
試合開始早々の7分、山中のバックパスが相手に当たって逸れると、マウリシオと西川周作が見合う形になり、ボールはファーサイドへ。そこに走り込んだマルコス・ジュニオールがシュートを突き刺して、横浜FMに先制点がもたらされた。
横浜FMは浦和対策を立てるなかで、持ち味であるピッチを広く使った攻撃をしっかりと展開。三好康児が敵陣のスペースを巧みに突き、さらに仲川輝人、天野純らが球際で気持ちのこもった力強いプレーを見せている。ただ、エジカル・ジュニオが負傷により、32分に遠藤渓太と交代している。
試合は横浜FMのペースで進み、そのなかで浦和も惜しいチャンスを何度か作っている。
後半は浦和が挽回を試みるものの、その背後にできたスペースを横浜FMが巧みに攻略。61分、浦和のGK西川周作が二度もビッグセーブでゴールを死守したが、さらに詰めたマルコス・ジュニオールに決められ2-0に。さらに70分、まるで練習試合のように、完璧に崩されて、最後は浦和ユース出身の広瀬に決められてしまう。
終わってみれば、横浜FMの一方的な展開に。試合後、ゴール裏を埋めた多くの浦和サポーターから選手たちに大きなブーイングが起きた。
文:サカノワ編集グループ