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【浦和】汰木康也と山中亮輔の左サイド「ストロングポイントとして、上手くいっている」。鹿島に勝利、無敗キープ

浦和の山中亮輔(2020年2月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

FKから決勝点演出の山中が手応え。サポーターに感謝、「いいプレーに拍手をしてくれる、その後押しがあと一歩、あと一本のスプリントを引き出してくれた」。

[J1 4節] 浦和 1-0 鹿島 /2020年7月12日19:00/埼玉スタジアム2002

 浦和レッズの日本代表DF山中亮輔が鹿島アントラーズ戦、左サイドのフリーキックからエヴェルトンのゴールをもたらし、1-0の勝利に貢献した。

「前半はキックのフィーリングが良くなかったけれど、後半アジャスト(適応)できて、フリーキックからのチャンスも作れて、得点につなげられて良かったです」

 山中がそのように振り返る52分のシーン。敵陣左サイドから山中の鋭いライナー性のキックが、右サイドへ。駆け上がった岩波拓也が折り返し、エヴェルトンの技ありヒール弾で鹿島ゴールを揺らした。このゴールが決勝点となり、浦和に勝点3をもたらした。

 新型コロナウイルスの影響による再開後、初めて一部の観客を迎え入れての一戦。山中は「サポーターが入ったこの雰囲気は、サッカー選手として、とても気持ちが入ります。いいプレーに拍手をしてくれる、その後押しがあと一歩だったり、あと一本のスプリントを引き出してくれて、本当に有難い存在でした」と感謝した。

 セットプレーでのゴールにはこだわっていた。山中は明かす。

「試合が始まる前、『まだセットプレーで1点も取れていないぞ』という話がスタッフからあり、今日は絶対に取ろうという話をしていました。1点取れたことは自信になり、良かったと思います」

 そして今季、汰木康也との左サイドが浦和の武器となりつつある。

「自分と(汰木)康也のところはストロングポイントだと思ってやっていて、攻撃の形として上手くいっているところはあります。昨年悔しい思いをしているので、試合に出続けられるように、このまま継続して数字にこだわり、1試合1試合しっかり戦っていきたいです。(チームとして)順位は気にせず、1試合ずつしっかり結果を残していければと思います」

 浦和は開幕からリーグ3勝1分の無敗をキープ。次節7月18日、FC東京と味の素スタジアムで対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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