【鹿島】「紆余曲折あった」柴崎岳が今季を振り返りホーム最終節の町田戦へ決意を示す
町田戦に向けてトレーニングする鹿島の柴崎岳。(C)KASHIMA ANTLERS
キャプテン、10番、選手会長…責任を一身に背負ったシーズン、最後は勝って締める!
[J1 38節]鹿島 – 町田/2024年12月6日14:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのキャプテン柴崎岳(Gaku SHIBASAKI)が12月6日、オンラインによる取材に応じて、2日後の今季最終戦となるホームでのFC町田ゼルビア戦に向けて抱負を語った。
キャプテン、背番号『10番』、さらに選手会長と、柴崎がその一身に、あらゆる“責任”を背負って闘った1年だった。
「監督交代という変化があり、紆余曲折ありました」
鹿島の主将はそのようにまずひと言振り返り、次のように続けた。
「鹿島アントラーズの目標であるタイトルには手が届きませんでした。ただ監督交代からチームが積み上げてきたもの、評価すべきものはたくさんあると思います。Jリーグの順位で行くと(現在5位)、シーズン最後、3チームに優勝のチャンスが残しています。力が拮抗するJリーグで、ディテールにこだわり、勝点1であり、勝点1を3にする作業であり、もうちょっとできたと思う試合も思い出せばあります」
そのわずかだが、明らかな差もあったのもまた事実だ。ただ柴崎はそこに食らいついていける――そんな手応えを得ていた。
「そういったところのあと一歩、二歩のところまでチームは来ている。アントラーズは力を徐々に付けてきているのではないかなと思っています。今年はそういった状況でしたが、来年以降へチームをつなげていくためにも、最終戦は非常に大事な戦いになると思います。最後しっかりと集中して臨みたいです」
鹿島は17勝11分9敗の勝点62で5位。4位のガンバ大阪とは1ポイント差(3位の町田とは4ポイント差のため逆転できず)。4位に食い込めると、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2の出場権を得られる可能性がある。
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柴崎は恩師でもある黒田剛監督率いる町田戦へ「自分たちのやるべきことに集中するだけです」と短い言葉に覚悟を込めた。