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【浦和】油断禁物のライオン・シティ戦、岩尾憲「心と体の両方を整え、ベストを尽くす」

浦和の岩尾憲。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ゴール数も大切だが、リカルド監督「目の前の試合で勝つこと」に重点。

[ACL GS5節] 浦和 – ライオン・シティ/2022年4月27日18:00(日本時間20:00)/ブリーラム・シティ・スタジアム

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)5節、J1リーグ浦和レッズはシンガポール1部のライオン・シティ・セーラーズとの第2戦に臨む。勝点7で浦和、ライオン・シティ、大邱FCが現時点で並び、得失点差により浦和が順位表の上では1位に立っている。しかし勝点が並んだ場合、当該チームの成績が優先されるため、事実上、浦和は1分1敗の大邱を下回っている。浦和は今回の試合で勝てば、決勝トーナメント進出の権利(5チーム中3チーム)である2位以上が確定する。

 リカルド・ロドリゲス監督と岩尾憲が試合前の公式記者会見に臨み、リカルド監督は「今後いろいろな状況があり得ます。我々は目の前の試合、そして次の試合も勝っていければと思います」と、まず勝利を狙うと語った。

 それを受けて岩尾は次のように意欲を示している。

「リカルド監督がおっしゃったとおり、勝点3が非常に強く求められます。相手は対策を練ってくるはずです。しっかり準備し、心と体の両方のコンディショニングを整え、ベストを尽くすことが最も大事です」

​  また質疑応答では、「浦和は整然としたサッカーを目指しているようだが、2位争い(5チーム中3チームが突破。ただしGS4位との成績は反映されない)を考えると、なるべく多くのゴールを取って勝ちたいと思う。バランスはどのようにするか?」との質問が出た。

 戦術に関することだけに岩尾は「それはぜ監督に聞いてほしいです」と前置きしたうえで、次のように語っている。

「昨日は外から試合を見ていました。昨季(徳島ヴォルティス時代に)見ていたゲーム展開では、縦にアグレッシブなスピード感のあるサッカーを展開していたイメージがあります。それはリカルド監督が志向するサッカーと多少ずれがあるように感じましたが、今いる選手たちで勝利、ゴールに近づく方法はそういった形だということも学んでいます。

 ここでゴールや勝利が求められるなか、ピッチに立つ時には、自分が今の組織でできる役割をしっかり整理することが必要だと理解しています。今はそちらの方が勝つ確率が高いのではないかと思います」

 つまりは、まだ試行錯誤中ということか。その縦の破壊力を持つキャスパー・ユンカーが前線に入るか、そうでないかでも攻撃の形が大きく異なる。

 第1戦は4-1で勝利したものの、システム変更により対応された後半は苦戦を強いられた。しかも大邱から1勝を収めている。それだけに決して油断できないライオン・シティ戦。試合に出た場合、岩尾がどのような舵取りを見せるかも注目点になる。

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