【浦和】凶悪チャージを受けて緊急搬送の髙橋利樹「今は安静に過ごしています」。ACL中国・武漢戦で脳震とう…

インスタグラムのストーリーズで報告。

[ACL GS5節] 浦和 2–1 武漢三鎮／2023年11月29日19:00／埼玉スタジアム

　AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)5節、J1リーグ浦和レッズがアレクサンダー・ショルツのPKとホセ・カンテの左ボレー弾で、中国1部 武漢三鎮足球俱楽部に2-1の勝利を収めた。浦和はGS最終6節のハノイFC戦に勝利することで、決勝トーナメント(ラウンド16)に進む可能性を残した。

　この試合の44分、浦和の髙橋利樹が相手の悪質な肘打ちチャージを顔面に受けて、その場に仰向けに倒れ込むアクシデントが発生した。

　ルーズボールへ髙橋がヘッドで先に触れる。すると直後、武漢の21番フー・チャオが肘をつき出して髙橋の顎から顔面にかけて危険なアフターチャージをしてきた。倒れた髙橋は全く動けず……。すぐドクターが来て気道を確保し、そのまま担架で救護室に運ばれ、病院に緊急搬送された。

　フー・チャオにはイエローカードが提示され、髙橋に代わって大久保智明が投入された。

　浦和のラファエル・ジャナスコーチは試合後の記者会見で、髙橋の状態について、「チームドクターから聞いたところ、すでに病院へ行っています。今は落ち着いていますが、精密検査をしていくので、その結果を待っています。(脳震とうの疑いというアナウンスがハーフタイムに場内であったが?）ドクターの話では、頭部に肘打ちを受けたということです。まだ診断は出ていませんが、脳震とうの疑いでピッチを離れました。利樹はタフガイなので、大丈夫だと願っています」と語っていた。

　そして髙橋は30日朝、自身のインスタグラム(アカウントは @toshiki.takahashi.9)を更新。ストーリーズで、チームの写真とともに、「昨日もたくさんの応援　ありがとうございました」「自分は今は特に問題なく　安静に過ごしています」と報告した。

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　しばらくは様子を見てトレーニングに復帰することになりそうだ。12月3日の最終節・北海道コンサドーレ札幌戦のメンバー入りは難しいと見られる。

　ゴールがほしいという試合で徐々に存在感を示し、結果も残しつつあった。静養をとってリフレッシュし、来月のクラブ・ワールドカップ(W杯)に間に合えば楽しみだ。