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【浦和】ヘグモ監督の招聘理由は? 土田SD「最重要視したのが方向性の継続」

土田尚史SD(右)と西川周作(左)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

指揮官の国籍はスペイン→ポーランド→ノルウェーに。

 J1リーグの浦和レッズは12月8日、現スウェーデン1部BKヘッケンを率いるノルウェー人のペア・マティアス・ヘグモ(Per-Mathias Hoegmo)氏が来季2024シーズンのトップチーム監督に就任すると発表した。

 64歳のヘグモ氏はノルウェーの各年代別の代表チーム、女子代表、そしてフル代表の監督などを歴任。近年はスウェーデンのクラブチームで指揮し、2021年からヘッケンを率いてきた。

 浦和の土田尚史スポーツダイレクターは公式サイトで、ヘグモ氏招へいの狙いと意図を次のように語っている。

「クラブとして、そしてフットボール本部として最重要視してきた方向性の継続と、現任のマチェイ(スコルジャ)監督や前任のリカルド(ロドリゲス)監督が成長させてきたチームのさらなる成長を考えたうえで、最適な次期監督であるマティアス氏をファン・サポーターの皆さんにご紹介できることを大変嬉しく思います。

 北欧においてクラブチーム・代表チームの監督を歴任され、多くの経験とともに数々のトロフィーをチームにもたらしてきた監督です。攻撃的なフットボールと選手マネジメントに関しての定評があり、クラブとしてもその点を高く評価し、招聘することとしました。

 マチェイ監督と共に闘うFIFAクラブワールドカップ終了後、マティアス新監督と共に2024シーズンに向けた準備を行ってまいります」

 そのようにスペイン→ポーランド→ノルウェーと国籍は異なるものの、そこは問題ではなく、リカルド・ロドリゲス前監督からマチェイ・スコルジャ監督へと踏襲したスタイルの進化こそが目的であると強調。その人柄の良さもポイントに挙げている。

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 状況や相手に応じてゴールへの道筋をいくつも作り出して、組織として適格な選択をしていくコンセプトが伝わってきた二人だが、ヘグモ新体制では、より前線での厚みある攻撃を繰り出すことが求められる。そのための戦力を充実させることはフットボール本部の仕事にもなる。ヘグモ監督が就任のコメントでも発信しているように、まさに「新章」へと突入する。

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