蕨市立てこもり、80代男性を逮捕。交通、医療機関にも影響

人質も無事。

　10月31日、埼玉県蕨市は公式サイトで「凶器を所持する者の逃走について」と午後3時半頃までに２報を伝えた。犯人は戸田市の病院で発砲事件を起こしたあとバイクで逃走。同一人物と見られる男が蕨市の郵便局で人質をとって立てこもった。同10時20分頃、警察が突入して80代の男性を人質強要処罰法違反の容疑で逮捕した。人質となっていた20代と30代の女性局員は無事だった。

　蕨市によると、まず一報で、10月31日午後1時10分頃、戸田市本町1丁目地内の病院で、発砲事件があり、犯人はバイクで逃走したという情報が入ったと伝えた。男の特徴は年齢40歳から50歳くらい、身長160センチくらい、体格中肉、上衣黒色ジャンパー、下衣黒色ズボン、白色ヘルメット着用、バイク利用、拳銃のようなものを所持しているということだった。

　さらに二報では、午後2時15分頃、蕨市中央5丁目地内の郵便局で、この犯人と見られる男が人質をとり、立てこもっている事案が発生。けん銃のようなものを所持していると伝える。蕨市は「安全のため、発生場所付近では現場の警察官から指示を受けたら警察官の指示に従い避難するようにお願いします。また、安全のため、在宅中でも玄関、窓を施錠するようお願いします」と呼び掛けていた。

 　同市でこのあと、この逃走事件の影響で「最終便まで、ぷらっとわらびの運休を行います。ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解のほどよろしくお願いします」と報告していた。

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　また、蕨市平日夜間急患診療所は休診が決定。 代替診療機関について、内科は、蕨市立病院、小児科は、済生会川口総合病院となっていた。なおいずれも受診はすでに終了している。