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【鹿島】昨季純損失は9億4500万円。入場料収入が半減以下に

鹿島アントラーズのエンブレム。(C)SAKANOWA

定時株主総会で報告される。

 J1リーグの鹿島アントラーズを運営する(株)鹿島アントラーズ・エフ・シーの第30期定時株主総会が4月23日に行われ、2020シーズン(2020年度)の決算が報告された。新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響を受け、9億4500万円の当期純損失を計上した。

 営業収入の内訳は、広告料20億6100万円、入場料4億7500万円、Jリーグ配分金8億4300万円、アカデミー関連1億9600万円、そのほか12億2200万円。トータルで47億9700万円。移籍金や賞金なども含め約20億円の減収。

 一方、営業費用(支出)は、チーム人件費25億5000万円、試合関連費3億3800万円、トップチーム運営経費3億4100万円、アカデミー運営費1億2500万円、販売費及び一般管理費が23億9200万円。合計57億4600万円。

 営業損失は9億4900万円。これに営業外でプラス400万円(収益1200万円、費用800万円)が加わり、当期純損失は計9億4500万円となった。

 前期(2019年度)と比較して、広告費が2億4200万円のマイナスに。そして感染症対策のため無観客や50パーセント以下、1万人以下と観客数の制限が課された入場料が、前期9億9600万円から半減以下となった。入場者数は前年比33万人ほど減少した。

 また新役員体制が発表され、非常勤の取締役に原浩道潮来市長が加わる(石田進氏は4月23日付で退任)。

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[文:サカノワ編集グループ]

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