【鹿島】ブエノがブラジル名門にレンタル移籍か。サンパオリから高評価と地元メディア
ブエノ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
Jリーグでキャリアを積んできた24歳のCB。期間は協議中で、2021年末までの可能性も。
ブラジルメディア『グローボ』はこのほど、ブラジル・セリエAに所属するアトレチコ・ミネイロが鹿島アントラーズのDFブエノにオファーを出し、レンタル移籍の合意に達しようとしていると報じた。
記事によると、アトレチコ・ミネイロを率いる元アルゼンチン代表指揮官でもあるホルヘ・サンパオリ監督が獲得を熱望している。同指揮官がサントスFCを率いていた昨年も、ブエノをリストアップしていたそうだ。
レンタル期間に関しては調整中で、2021年末までになる可能性もあるそうだ。記事では「合意に近づいている」として、ブエノが日本で鹿島、清水エスパルス、ヴィッセル神戸、徳島ヴォルティスとJリーグでキャリアを築き上げてきたことを紹介している。
加えてサンパオリ監督は鹿島のテクニカルダイレクターを務めるジーコともコンタクトを取り、ブエノについての情報を収集。ジーコからの“お墨付き”をもらったという。
何よりブエノは、サンパオリ監督が望む武器を兼ね備えていると高く評価する。高さ(182センチ)があり、加えてスピードとパスセンスを兼ね備えている。最終ラインからのビルドアップを重視するチーム作りを進めるうえで、ブエノの日本で培ってきた「技術」は大きなプラスになるということだ。
アトレチコ・ミネイロはフランスのLOFCリールからアルゼンチンのボカ・ジュニオールに期限付き移籍中である27歳のパラグアイ代表DFフニオール・アロンソの獲得にも動いている。ただ、その成否にかかわらず、ブエノ獲りも進める。
ブエノ(ウェリントン・ダニエル・ブエノ)は1995年8月24日生まれ、ブラジル・サンパウロ州出身、24歳。182センチ・79キロ。ボタフォゴFCの下部組織を経て、千葉国際高校(現・翔凜高校)に入学。その後、清水、神戸、鹿島、徳島でプレー。昨季から鹿島に復帰していた。昨季はJ1リーグ17試合・1得点、ルヴァンカップ3試合・1得点、天皇杯3試合・0得点。
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[文:サカノワ編集グループ]