日本代表GKシュミットもSTVV退団か。“後任”すでに内定?鈴木優磨と日本人2人流出の可能性
シュミット・ダニエル。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ベルギーのメディアが報じる。
『Votebal』ベルギー版、ベルギーメディア『Het Belang van Limburg』はこのほど、ベルギー1部シント=トロイデンVVの日本代表GKシュミット・ダニエルが来季に向けて退団する可能性が高いと報じた。今季18ゴールを決めた鈴木優磨とともに日本人選手2人がシント=トロイデンを離れる可能性がある。
記事によると、今季レギュラーポジションを掴み1部リーグ24試合に出場したシュミットだが、これまで複数のオファーが届いているという。そして本人も移籍について「消極的ではない」と報じている。
一方、2017年からシント=トロイデンに在籍してきた背番号「1」のケニー・ステッペも退団する可能性がある。そのためクラブは守護神二人の退団を認めるには、それに見合う戦力を補強できるかどうかにも懸かってくるということだ。シュミットが移籍した場合の違約金を、その補強に活用したい考えだ。
そうしたなか、ギリシャ1部リーグのアポロン・リマソールに所属している33歳のGKダビーノ・フェルハルストがリストアップされている。フェルハルストはシント=トロイデンでのプレー経験があり、この復帰の噂について否定をしていないそうだ。ただしアポロンとは2023年6月まで契約を結んでいるため、現チームへの忠誠も誓っている。
シュミットは1992年2月3日生まれ、アメリカ出身の29歳。197センチ・88キロ。日本代表7試合・0得点。東北学院高校 ― 中央大学 ― ベガルタ仙台 ― ロアッソ熊本 ― 松本山雅FC ― 仙台 ― シント=トロイデンVV。日本代表7試合・0得点。
抜群の高さを誇る貴重な守護神である。果たしてヨーロッパでのステップアップを狙うのか、それともJリーグ復帰もあり得るのか。これから注目株の一人となりそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]