【柏 2-1 神戸】伊東純也2ゴール! ポドルスキの強烈ジャンピングボレーは不発に
神戸のポドルスキは試合終了間際に強烈なジャンピングボレーを披露。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
J1通算100試合出場に”花”。「4月が大事になる。良い流れを作りたい」。
[J1 5節] 柏 – 神戸/2018年3月30日/三協フロンテア柏スタジアム
「ポドルスキの動きに注意すること」
スコアレスのまま迎えたハーフタイム、柏レイソルの下平隆宏監督はそう選手たちに指示を出した。前半は柏が優位に試合を進めながら、伊東純也がGKキム・スンギュとの1対1のシュートを枠外に外すなどゴールを奪えなかった。
トップ下で先発したヴィッセル神戸のポドルスキはボールをもらおうと下がってばかりで脅威を与えられない。すると吉田孝行監督の指示で、神戸の10番は前半の終盤に大槻との2トップのような形になって前線に張り出すようになる。確かに柏にとって、”一発”のあるポドルスキは要注意人物と言えた。
神戸が徐々にチャンスを作り出すなか迎えた68分、ホームチームがカウンターに持ち込む。すると右サイドを持ち上がった伊東純也がカットインし、左足を振り抜きシュートをゴールネットに突き刺す。ついに均衡が破られた。
74分にCKから田中順也に決められ同点とされたが、柏は焦らず空き出したスペースを突き続ける。すると86分、右サイドを崩した山崎がシュート。そのこぼれ球を左にポジションチェンジしていた伊東が押し込み、この日2点目! アディショナルタイム、ポドルスキの強烈なジャンピングボレーを防ぎ切り試合終了に。柏が2-1で勝利を収めた。
柏は2勝2分1敗、神戸は1勝2分2敗に。
試合前にはJ1通算100試合出場を記念して家族から花束を受け取った。伊東は試合後、「なかなか勝てていなかったので、自分のゴールで勝てて嬉しかったです。1点目を決めてすぐ追い付かれ、もう1点取りにいき、良いところにこぼれてきて押し込むだけでした。いい結果を残せて良かったです。(連戦が続くが)4月が大事になるので良い流れを作りたいです」と語った。
文:サカノワ編集グループ