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大迫勇也のブレーメン、絶体絶命。ラスト1節でコーフェルト監督解任! 伝説シャーフ氏が指揮

ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ついにプレーオフ圏に転落、自動降格の可能性も。

 日本代表FW大迫勇也の所属するドイツ・ブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンが5月16日、フロリアン・コーフェルト監督を解任した。15日のFCアウクスブルク戦を0-2で落とし、とうとう1・2部入れ替え戦圏の16位に転落。この危機的状況にクラブが動き、最終節を前に、クラブのレジェンドである、現在テクニカル・ダイレクターを務める元指揮官のトーマス・シャーフ氏の就任を決めた。

 2017年から低迷するトップチームを指揮してきたコーフェルト監督は38歳と若く、理論とコミュニケーションを生かして戦ってきた。しかしついに昨季に続いてプレーオフ圏に……。しかも降格圏17位の1.FCケルンとはわずか1ポイント差だ。最近は結果が出ないにも関わらず、スタメンを固定するなど、その采配に疑問符が付けられてきた。

 3月11日にアルミニア・ビーレフェルト戦で勝利を収めて以降、ブレーメンはリーグ1勝8敗と泥沼。ただDFBカップ準決勝進出によって、フロントはコーフェルト体制を支持してきた。が、この最終局面で、ついに「解任」のカードが切られた。そして現役時代からのブレーメン生え抜きで、指揮官として2003-04シーズンのブンデスリーガ優勝など黄金期を築いてきた60歳のシャーフ氏が抜擢された。

 ブレーメンの情報サイト『ダイヒ・ストゥーベ』は、シャーフ氏が現在いわゆる「バブル」態勢にある宿泊施設に入る様子を伝えている。

 チームは5月22日の最終節、8位のボルシア・メンヒェングラードバッハとホームで対戦する。4試合連続ベンチスタートの大迫に先発のチャンスはあるのか。昨季終盤にチームの救世主となった日本代表FWの“爆発”が、再び求められる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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