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トッテナムが日本代表MF鎌田大地の獲得に動く!40億円にフランクフルト移籍金設定か

フランクフルトの鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

CL出場権を逃したことで主力選手の大量流出も。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地が、2021-22シーズンに向けて、複数のクラブからリストアップされていることが分かった。実際に本人が目標としていたUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃したことで、新天地を探る可能性も出てきた。

 そうしたなかドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』は、イングランド・プレミアリーグの名門トッテナム・ホットスパーFCが、24歳の日本代表トップ下の獲得を検討していると報じた。

 ただしフランクフルトは2024年6月まで契約を結ぶ鎌田の移籍金を3000万ユーロ(約40億円)に設定。トッテナムは、その条件では応じるつもりはないということだ。

 さらに来季プレミアリーグを果たしたワトフォードFC、スペイン1部のセビージャFCも鎌田をリストアップしているという。が、いずれもやはりその違約金を支払えるだけの体力はないのではないか、ということだ。

 鎌田は今季これまでリーグ31試合・5得点・15アシストを記録。フランクフルトのトップ下のレギュラーポジションを掴み、ポルトガル代表アンドレ・シウバ、ドイツ代表アミン・ユネス、レアル・マドリードからレンタルで“復帰”したセルビア代表ルカ・ヨヴィッチ、同代表のフィリップ・コスティッチら攻撃陣の特長を引き出してきた。

 しかしCL圏内の4位にいたチームは最近1勝1分3敗と失速。15勝12分6敗(66得点・52失点)と、あと1試合を残してヨーロッパリーグ(EL)圏の5位が確定した。

 また、鎌田は同メディアでラスト2試合に突入する前、「確かにいくつかの憶測はあるようですが、どのチームが自分に興味を持ってくれているかは分かっています。現在のサッカー界では、将来何が起こるのか誰にも予測できません。今考えているのはあと2試合、勝つことだけです。他のことは考えていません」と語っている。

 アディ・ヒュッター監督、強化責任者のフレディ・ボビッチ氏ら現場トップ全員の退団決定により選手のクラブへの不信感も強まっていて、アンドレ・シウバら主力の放出は止む無しとの声も出ている。

 もちろん、ここで長谷部誠とともにチーム再出発の原動力になる、という選択肢もある。

 日本代表でもトップ下のレギュラーを確保し、来年にはカタール・ワールドカップ(W杯)も控える。「もう若くはない。CLに出続けたい」と語っている鎌田だが、この夏、その動向もまた注目を集める。

注目記事:【日本代表】鎌田大地がCLへの道と鳥栖を語る「そこまで若くない。来季出たい」

[文:サカノワ編集グループ]

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