ブレーメン警察が「警告」!最終決戦にサポーター集結、大迫勇也はベンチスタート
ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
現在プレーオフ圏、最終節前に就任したシャーフ監督のもとボルシアMGに挑む。
[ブンデスリーガ 34節] ブレーメン – ボルシアMG/2021年5月22日(日本時間22:30)/ヴェーザー
ドイツ・ブンデスリーガ1部最終節、ヴェルダー・ブレーメンがボルシア・メンヒェングラードバッハとホームで対戦する。ブレーメンの日本代表FW大迫勇也はベンチスタートとなっている。
ブレーメンはリーグ戦9試合勝ち星がなく、33節を終えて、ついに1・2部入れ替え戦圏の16位に転落。これを受けてクラブは最終節を前に、元ブレーメン監督でありクラブスタッフを務めていたトーマス・シャーフ氏を監督に復帰させた。
この最終節、ブレーメンは勝利が1部残留決定への必須条件だ。しかし15位の堂安律と奥川雅也の所属するアルミニア・ビーレフェルトの結果(アウェーでのVfBシュツットガルト戦)による。一方、引き分け以下の場合、1ポイント差の17位1.FCケルンの結果によっては、自動降格も決定してしまう。しかも相手は8位の強豪ボルシアMGである。
この試合は新型コロナウイルスの感染症対策のため一部の観客席のみ開放されて行われるが、町はできる限りのことをして盛り上げようとしている。市役所や商店街にもクラブの緑のフラッグが掲げられ、“ヴェルダー一色”に染まっている。
そうしたなか、スタジアムのヴェーザー周辺にはサポーターが集結してきているという。ブレーメン警察はSNSで、会場周辺に来ることを自粛し、また集まってきた人たちには新型コロナウイルス対策を徹底するように「警告」を発している。さらに激励に訪れた人たちのため、チームバスの移動が困難になり、発煙筒を炊くサポーターも続出している。警察は花火をたくなど違法行為をした人物についての情報提供も求めている。まさに異様なシチュエーションに陥っている。
試合開始1時間前に、スターティングメンバーが発表に。新体制での先発抜擢も期待された大迫だが、4試合連続のベンチスタートとなった。
であれば、どのようなシチュエーションで出番が訪れるのか。昨季最終盤にゴールを決めて残留に貢献した大迫の力が、また再び必要とされるはずだ。
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[文:サカノワ編集グループ]