日本代表『10番』堂安律が強豪に即フィット、フランクフルトが4-1ブレーメンに快勝。GK長田澪はほろ苦ブンデスデビュー
堂安律 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ウズンの衝撃ミドル、バホヤの2ゴールなど、さっそく若手が躍動。
[ブンデス1部 1節] フランクフルト 4-1 ブレーメン/2025年8月24日/ドイチェ・バンク・パルク
ドイツ・ブンデスリーガ1部の2025-26シーズン開幕戦、アイントラハト・フランクフルトが4-1でヴェルダー・ブレーメンに快勝を収めた。
SCフライブルクからフランクフルトに加入した日本代表MF堂安律が新天地で先発デビューを果たし、4-2-3-1の右MFでプレー。攻撃陣の新たな注目株となる20歳のジャン=マテオ・バホヤ(この日2ゴール)のゴールを引き出すなど、攻撃に変化を与えて、さっそく勝利に大きく貢献した。
日本代表の『10番』をつけてきたレフティが、さっそくホームの熱狂的サポーターに受け入れられたのは大きな一歩だ。
一方、ドイツ代表と日本代表、今後いずれでもプレーチャンスのあり得るブレーメンのGK長田澪(ドイツでは、ミオ・バックハウス)は、ミヒャエル・ツェッテラーのフランクフルト電撃移籍(この日フル出場)により、この日ブンデスデビューを果たした。
ジャン・ウズンの衝撃ミドルに度肝を抜かれて先制点を決められると、その後、4失点とほろ苦いデビュー戦に。いずれも相手優位なシュートだったが、枠内シュート4本を立て続けに決められた。このうち1本を止めていれば、チームを奮い立たせられたか。試合終盤には枠内“5本目”の決定的なシュートをセーブしている。
試合は4-1でフランクフルトが勝利。長谷部誠のつけた『20番』を引き継いだ堂安が、上々の新天地デビューを果たした。
フライブルク時代は3-4-2-1のウイングバックで、ハードワークも身に付け、日本代表にもその経験を生かしてきた。
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そしてUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場する強豪クラブであるフランクフルトの一員に。より攻撃に意識を働かせ、そのアイデアが生きる環境をようやく手に入れた。