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中村敬斗どうなる!? スタッド・ランスGMはすでに移籍金で約70億円確保、再建へ「2年計画」を打ち出す

中村敬斗 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

スポルティングから関心が寄せられていると噂もあったが…。

 フランス2部のスタッド・ランスに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のFW中村敬斗(Keito NAKAMURA)が日本時間8月12日に行われた、フランス2部(リーグ・ドゥ)開幕のアミアンSC戦を欠場した。「病気」により、チームの活動に参加していないというが、先月末には自身のインスタグラム(nakamura.keito)で、スタッド・ランスに関する投稿を全て消すなど、クラブとの対立が露になっている。

 フランスメディアによると、中村について医師の診断書も提出されているという。ただ、中村サイドは退団と移籍を希望していると言われる。

 そうしたなか、スタッド・ランスのマチュー・ラクール・ゼネラルマネージャー(GM)が8月11日、『レキップ』のインタビューに登場。クラブの今後のビジョンについて語り、その中で中村にも言及している。

 ラクールGMは、もちろん1年での1部復帰を目指すものの、これから2シーズンは現在の経営規模を維持して戦える体制を整えられていると強調。伊東純也らを放出したことで、すでに移籍金4000万ユーロ(約69億円)の売却益があったと言い、さらに関根大輝、そして中村といった「付加価値のある」若手もいると説明している。つまり、万が一1年での復帰に失敗しても、焦らず勝負できるというスタンスだ。

「数週間前から病気による休養中である」という中村についても質問していて、ラクールGMは「連絡が取れずにいます。何かがあるのは確かです」「ナカムラは残るでしょう。短期的にはプレーできないかもしれませんが、中期的にそうならないことを願っています」と語っている。

 1部復帰に向けて『レキップ』も「これはたくさんある不確定要素の中の一つ」と指摘している。

 中村は2024-25シーズン、フランス1部(リーグ・アン)で32試合・11得点・2アシスト、公式戦通算40試合・12得点・3アシストを記録。日本代表では三笘薫不在時の左ウイングの主力の座を掴み、北中米ワールドカップ(W杯)の出場権獲得に大きく貢献している。

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 スタッド・ランスとは2028年6月まで契約を結んでいる。これまで守田英正が所属するポルトガル1部スポルティングCPが獲得に向けて関心を示していると言われてきた。