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WEリーグ元年、ベレーザが女王復活へ着々。東京五輪代表候補の北村菜々美の2得点など新潟から4ゴール

新潟戦で2ゴールの日テレの北村菜々美。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

プレシーズンマッチ、小林里歌子と清水梨紗も決める。

[WEリーグ プレシーズン] 日テレ 4-0 新潟/2021年5月30日/味の素フィールド西が丘

 日テレ・東京ヴェルディベレーザが圧巻の運動量と高い連動性から4ゴール――。WEリーグのプレシーズンマッチ、日テレはホームの味の素フィールド西が丘に集った1800人を超す観衆の前で、アルビレックス新潟レディースに対して、目指して行くスタイルをしっかり示してみせた。 

 11ゴール・2失点で3連勝していた新潟の「盾」と日テレの「矛」の対決に。新潟もミドルレンジが多かったとはいえ10本ものシュートを放っているが、終わってみれば大差がついた。

 最大の要因は日テレのフィールドプレイヤーの流動的な動きに、新潟が対応しきれなかったこと。日テレは新潟の生命線であるサイド攻撃を封じた上で、目まぐるしくポジションチェンジを繰り返してゴールに迫った。

「今新しいことを挑戦していて、新潟戦はそれをより深くやっていく」

 三浦成美は試合前、自信を覗かせていた。攻撃に転じれば一旦最終ラインに落ちて全体の視野を確保した上でゴールへの道筋を一瞬で見極める。CBの一枚が代わりに上がることもあれば、三浦自身がサイドへ流れることもある。

 守備に転じればポジションを上げて、両サイドの選手が最終ラインに戻る。局面ごとに三浦はポジションを入れ替える。

 ポジショニングの自由度が高かった日テレだったが、交代選手を含め全選手が三浦のように、連動性をもたらしていた。ブロックを敷いて守ろうとする新潟の間隙を突いていった。

 竹本一彦監督は現状について「まだ30パーセントか40パーセント」と言う。ただこの日の4ゴールは、そのパーセントを超えるような高いクオリティだった。  

 1点目は秀逸なファーストタッチから小林里歌子の3人を引き付けながらラストパスを、北村菜々美が決めた。2点目は小林の独壇場で、包囲されつつあった4人の逆を取り左足を振り抜いた。北村の2点目を挟み、ダメ押しの4点目は遠藤純のスルーパスから、逆サイドを駆け込んだ清水梨紗が決めてみせた。

 それぞれの個性を生かした連係や個人技によって生まれたゴールだった。スタンドに大きな拍手をもたらした日テレの魅せるサッカーは、なによりビジョンが共有できつつあると感じさせた。残りの70パーセントを高める作業。WEリーグ元年、日テレが彼女たちにしかできないサッカーを見せてくれそうだ。

三浦成美は欠かせぬ存在に。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
脅威を増す遠藤純。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
キャプテン清水梨紗も1ゴール! 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[取材・文・写真:早草紀子]

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Posted by 早草紀子

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