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今日の日韓戦、勝てばW杯出場決定。横山久美がなでしこジャパンをW杯へ導く!

ベトナム戦で先制点を決めた横山。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ベトナム戦で値千金の先制ゴールを決める。

[女子アジアカップ GS2節] 日本 – 韓国/2018年4月10日/ヨルダン 

 大きなコンペティションでの先制点には絶大な価値がある。横山久美(フランクフルト)のゴールもそうだった。7日のグループステージ初戦のベトナム戦。得失点差がかかわってくることもあり得るため、日本としては1ゴールでも多く積み重ねたい。近年力をつけるベトナムの守備がタイトになるのは分かっていた。

 待望のゴールが飛び出したのは開始3分。チームにかかる目に見えないプレッシャーや緊張感を吹き飛ばすゴールに本人は「決めきらないといけなかった」と語った。だがむしろ、その後追加点を奪えなかったことを悔いていた。

 高倉麻子監督の就任後に主力に名を連ねて勝利に貢献してきたが、昨年6月のオランダ戦以降、ゴールネットを揺らしていない。その間にもFWのレギュラー争いは熾烈を増していった。悔しさ、焦り……あらゆる感情を闘志に代えて臨んだベトナム戦、そこでようやく生まれた横山らしいゴールだった。

 もちろん、大切な勝負はここから。次の韓国戦は勝てば来年のFIFA女子ワールドカップ・フランス大会の出場権が決定する。横山が見せる渾身のガッツポーズは、なでしこジャパンを歓喜へ導く道しるべ。彼女ならやってくれるに違いない。

取材・文:早草紀子
text by Noriko HAYAKUSA

Posted by 早草紀子

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