ドイツ発、大迫勇也の現在地。神戸などJクラブから接触もブレーメンでは…
大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アンファング監督は戦力として構想か。
ドイツ・ブンデスリーガ2部ヴェルダー・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也の動向が、ドイツで注目を集めている。果たしてこの夏の移籍はあるのか!?
現地メディア『ダイヒ・ストゥーベ』によると、マルクス・アンファング監督を招へいしたブレーメンはこれまでオーストリアキャンプなどを経て、次第にチーム作りに入ってきている。1年での1部復帰を目指す一方、クラブは経営難に苦しむためサラリーの高い選手の放出にも着手しなければいけない。そうしたなか、ジョシュ・サージェント、大迫ら高額なタレントは“売却要員”とも言われてきた。そして同メディアは、J1リーグのヴィッセル神戸が獲得に動ていると日本で報じられたが、他のJクラブからも打診は届いていると伝えている。
「大迫自身はヨーロッパでプレーしたいという希望を語っている。オファーがあれば、クラブも止めることはないだろう」「Jリーグのクラブからは具体的なオファーに至るかは分からない」
そのように、大迫の移籍に関して報じる。まだ明らかな進展はないようだ。
加えて、アンファング監督は先日のフェイエノールト・ロッテルダムとの練習試合(●1-2)では、大迫が先発。4-3-3が採用されていて、ナンバー8(攻撃的ミッドフィルダー)を任されたそうだ。
「アンファング監督は大迫を起用するプランを立てている――ただし、それは神戸やJリーグのクラブが邪魔をしない限りだが」
ただ31歳のFWは5・6月シリーズの日本代表での取材時、新シーズンの希望について「トップ(センターフォワード)で勝負できるところ」と、ただ一つの条件を口にしていた。2部に降格したブレーメンでインサイドハーフやセカンドトップとして必要とされた場合、日本のエースはどのように受け止めるのか――。
もちろん昨季リーグ戦は24試合・1アシストとノーゴールに終わっている。日本代表では絶対的だが、やはりその成績では、欧州主要リーグのクラブで触手を伸ばすところはなかなか出てこないか。ただ、今年はEURO2020とコパ・アメリカがあったため、これから大迫クラスのFWはマーケットで動きが出てくるかもしれない。そして、古巣であり以前からコンタクトを取っている鹿島の動きも気になるところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]