疑惑の判定、川澄奈穂美が「審判反省ルール化」提案。同時に指摘した「好きじゃない」行為とは
川澄奈穂美。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「転んでも、ファウルされても、すぐに立ち上がってボール追いかけ始める! 私はあの姿勢をいつまでも大切にしたい」
なでしこジャパン(日本女子代表)の2011年女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーである川澄奈穂美(現・NJ/NY ゴッサムFC)が7月23日と24日、先日行われた東京オリンピックの男子サッカーのグループリーグ初戦・日本対南アフリカ戦(〇1-0)の主審の“疑惑の判定”とともに自身の気になったことについて言及した。
現在アメリカにいる川澄だが、自身のオフィシャルブログ「ROAD RUNNER」を更新。同日の朝に日本対南アフリカ戦をTV観戦し、「日本がボール保持している時間が長かったですが、相手もなかなか粘っていてハラハラあせるそんな中、久保選手のゴール スカッとしたーーー!!!!!!」と喜びを綴っている。
しかし、南アフリカの選手が接触がなくても叫ぶと、ファウルの判定になるなど微妙な判定が連続。遠藤航、堂安律がイエローカードを受けた。ベネズエラ人の主審(副審を含めて同国のセットに)の“疑惑の判定”について、次のように提案している。
「今日の試合を観て思ったことひらめき
1)審判下手くそ
2)審判にカード出したい
3)審判に反省の機会を与えられるルール作ってほしい
4)ずっと痛がってゴロゴロしてるプレイヤーやっぱり嫌い
以上です」
多くのファンを代弁するように、「普段あの審判がどのようなジャッジをしているかは知りませんが、今日のはひどかったです」と厳しく指摘している。
さらに、「試合中ゴロゴロしていたの(痛がり)が誰かはわかりませんが、そういうことばかりするプレイヤーはどのチームでプレーする選手であっても好きじゃないなと改めて思いました」「個人を批判しているわけではなく、『状況』に対する個人の感想です! (審判や時間稼ぎなど)それも含めてサッカーなんですけど、そういうサッカーが観たいわけではないんだな〜」と、自身の見解を述べている。
24日の更新分でも、改めてこの2点について言及。“時間稼ぎ”について、勝負では重要かもしれないが、選手としてはそれをしていては決して上達することはない――と訴える。
サッカーを始めた頃の少年・少女は「転んでも、ファウルされても、すぐに立ち上がってボール追いかけ始めますよね! 私はあの姿勢をいつまでも大切にしたいんです」と強調。世界のトップに登り詰め、そして今もゴールを狙い続ける彼女らしい説得力のある言葉を綴っている。
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[文:サカノワ編集グループ]