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【東京五輪】なでしこ、準々決勝はG組1位スウェーデン戦。岩渕真奈の渾身ポストプレーから田中美南が決勝弾!チリに勝利

岩渕真奈がポストプレーから決勝点をお膳立て!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

宝田沙織がセンターバックに抜擢。

[東京五輪 GL3節] 日本女子代表 1–0 チリ女子代表/2021年7月27日/宮城スタジアム

 東京オリンピック・女子サッカーのグループリーグ(E組)、なでしこジャパン(日本女子代表)が田中美南のゴールでチリ女子代表に1-0の勝利を収めた。日本は30日の準々決勝、埼玉スタジアムでスウェーデン女子代表と対戦する。

 FIFA(国際サッカー連盟)ランキングは、日本が10位、チリが37位。

 このGL1分1敗(カナダ戦△1-1、イギリス戦●0-1)とまだ白星のない日本は、勝利すればベスト8に進める状況に。センターバックに元FWでもありビルドアップや持ち上がりもできる宝田沙織が起用された。

 立ち上がりから攻め続ける日本だが、なかなか決め切れない。するとチリも次第に日本のスピードに慣れて、何度か効果的なカウンターを発動させる。

 そして雨脚も強まった77分、岩渕真奈のゴール前でのポストプレーから、途中出場の田中美南が決めて、この先制弾が決勝点に! 1-0で勝ち切った日本はE組3位での突破を果たした。

 日本は30日19時から、埼玉スタジアムでグループGを1位で抜けたスウェーデン代表と対戦する。

 高倉麻子監督は「とにかく焦れずに本当に我慢しながらの勝点3になりました。この1勝でいろんな迷いは飛ぶと思うので、ここからまた別の戦いになります。1発勝負。十分相手を研究しつつ自分たちのサッカーをやり続けたいと思います」と、3日後の対戦へ気持ちを切り替えていた。

 また、決勝点を決めた田中は「本当に厳しい戦いでしたが、90分集中して戦ってくれたお陰で、自分が決めることができました。勝つしか道はなかったので、どんなに外しても1本決めることだけを考えていました。初戦のPKを自分が外して、みんなのお陰で取り返すことができたので、みんなに感謝したいです。これからもっと厳しい戦いが続くので、しっかり修正して、次にいいゲームをできるように頑張っていきたいです」と喜んだ。

長谷和川唯。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
杉田妃和。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[文:サカノワ編集グループ]

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