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前浦和FWレオナルドが山東泰山を半年で退団へ。新天地は――

浦和でのFWレオナルド。(C)SAKANOWA

外国籍選手が飽和状態に。現地メディアが報じる。

 今年2月にJ1リーグの浦和レッズから中国超級(1部)リーグの山東泰山足球倶楽部(昨季まで山東魯能泰山)に移籍したブラジル人FWレオナルドが7月30日までに、山東泰山を退団することが濃厚になった。同クラブの情報を伝える「山東泰山ニュース」が現地SNSで発信している。

 浦和で2シーズン目を迎えてキャンプを順調にこなしていたレオナルドだが、山東泰山から高額なオファーが届いた。そこから一気に話がまとまり、2月22日に電撃移籍が決定した。

 24歳になったストライカーは中国リーグでは開幕の重慶当代力帆戦(〇2-0)でゴールを決める幸先の良いスタートを切った。しかしその後はなかなか結果を残せず、これまでリーグ8試合・1得点と調子を上げられずにいる。ただ基本的には2トップの一角として、レギュラーの扱いを受けている。

 そうしたなか、現在勝点で1位タイと好調なクラブは、新たに29歳のブラジル人DFジャジソンをアトレチコ・パラナセンセから獲得したのだ。チームには10番をつけるブラジル人のモーゼス、ロジェル・ゲデス、そしてベルギー代表マルアン・フェライニもいるが、欧州・南米系でピッチに立てるのは1試合3人(他に1人、アジア枠)までで、飽和状態となってしまったのだ。

 そこで、同メディアによると、レオナルドが放出されることになったと伝えている。

 また河北足球倶楽部のブラジル人FWパウリーニョが、上海海港に移籍ことが濃厚に。そこで、その穴を埋めるため、レオナルドが河北に移籍する可能性が高まっているそうだ。

 最近になって、いつかは再びJリーグでのプレーを希望していると発言していたレオナルドだが、このタイミングでの日本復帰はないか!?

 レオナルドは1997年5月28日生まれ、ブラジル・サンパウロ州出身。2018年にJ3ガイナーレ鳥取、19年にJ2アルビレックス新潟で連続得点王となって、20年に浦和へ加入。J1での1年目はチーム最多11ゴールを決めていた。

 中国リーグは、中国人選手の育成・強化を図るため、このほどサラリーキャップ制を導入。またその導入に向けて、外国籍選手の枠数や年俸制限(いまだに明らかな抜け道があり問題が顕在化)を進めてきた。

注目記事:【J1収益ランク完全版】3位川崎、2位浦和、1位横浜FM。前期100億超え神戸6位

[文:サカノワ編集グループ]

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