大型補強の反動。神戸の藤本憲明が清水に期限付き移籍、ケニア代表FWマシカと契約解除
神戸での藤本憲明(2020年元日・天皇杯決勝より)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
清水サポーターへ決意「皆さんに会いたくて、初恋を思い出して――」。
J1リーグのヴィッセル神戸は8月12日、ケニア代表FWアユブ・マシカと双方合意のうえ、契約を解除したと発表した。また、FW藤本憲明が清水エスパルスに期限付き移籍することも決まった。
リーグ8試合・0得点だったマシカは、次のようにコメントしている。
「残念なお知らせになってしまいましたが、家族のことや出場機会をなかなか得られなかったこともあり双方合意のもと契約解除に至りました。短い間でしたが、クラブの選手やスタッフの皆さんには温かく迎え入れてもらい、サポーターの皆さんにはたくさんの力をもらい本当に感謝しています。サッカーの世界のどこかで必ずまたみなさんにお会いできると信じています。すべての皆さんの今後の活躍を祈っています」
一方、2019年度の天皇杯決勝で2ゴールを決めるなど神戸の初タイトル獲得に貢献した藤本は、次のように神戸サポーターにメッセージを送っている。
「清水エスパルスに期限付き移籍することになりました。チームの目標達成を成し遂げたい、貢献したいと今も思っています。今の雰囲気、勢い、チーム力なら必ず達成できると信じています。 ただ個人的な結果、目標から目を背けるわけにもいかず、このような決断に至りました。大好きなファン、サポーターの方々に申し訳ない気持ちと言うより、感謝しかありません。どんな時でも盛り上げて、鼓舞してくれて、一緒に喜んで、いつもゴール裏は最高の雰囲気でした。その最 高のゴール裏の前に再び立つ為にもエスパルスで成長して、そこで結果を残して、また成長した姿で勝利の喜びを共に分かち合いましょう。トモニイコウ VAMOS VISSEL」
J1リーグ通算65試合・15ゴール(今季9試合・0得点)を決めているアタッカーは、清水のサポーターへ次のように抱負を語っている。
「ヴィッセル神戸から移籍しました藤本憲明です。ゴール、アシスト、勝利を一つでも多く皆さんに届けられるように、期待に応えたいと思います。ピッチ内外でも皆さんを楽しませられるように頑張っていきます。あの素晴らしいスタジアムに立てると思うと興奮して夜も眠れず寝不足になりそうです。早くオレンジ色に染まったファン、サポーターの皆さんに会いたくて、初恋を思い出して夜も眠れず寝不足になりそうです。そんな最高の歴史あるチームに加入でき、嬉しく思うと共に必ずチームの目標達成のためにPENETRATEします。よろしくお願いします」
大迫勇也、武藤嘉紀、ボージャンと大型補強を敢行。一方、やはりこうしてチームを去る選手も出てくる。神戸がまた新たな領域へと突き進もうとしている。
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[文:サカノワ編集グループ]