中国代表のバブル生活が明らかに。中華料理専属シェフ帯同、ギター弾き孤独を和らげる
中国代表。 (Photo by Neville Hopwood/Getty Images)
「前例がない」ホテルとカタール大学へ往復の日々。
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む中国代表は9月2日(アウェー/オーストラリア代表戦)、7日(ホーム/日本戦)と、いずれもカタール・ドーハで対戦することが決まった。パンデミックの影響を考慮し、AFC(アジアサッカー連盟)が、いずれも中立地で開催する決断を下している。
しかも10月のゲームもカタール開催が決定し、さらに11月まで継続される可能性がある。中国代表はこれから最長約2か月間、ドーハで生活を送ることもあり得る。そのため登録23選手のところ、33人前後を招集。その中から、試合ごとに登録選手を選考していくということだ。
ドーハではホテルとカタール大学のトレーニング施設(基本的に午後8時から全体練習)を往復する「バブル生活」を余儀なくされている。外出、外部との接触は一切禁止され、『サッカー・チャイナ』では、「心身ともに前例のない取り組み」として、選手へのストレスによる影響を懸念している。
記事によると、中国代表はこの長期合宿、専属スタッフを帯同させている。そして夕食には2食以上の中華料理をもてなしているそうだ。
また若い選手が多く、ビデオチャットなどで恋人や家族とコミュニケーションを取っている。が、もちろん直接対面できない生活が続くため、「ホームシック」も心配され、メンタル面のケアも課題に挙がっている。そして選手たちはホテルの部屋で、「ネットを通じて文学作品を読んだり、映画を見たり、ギターを弾いて孤独を和らげたりしている」と伝えている。
そして、ある選手の次のようなコメントを紹介している。
「みんなが共通の目標を達成するためにここに来ているのだから、苦労や困難について話すのはやめませんか。まず最初の2試合で良いプレーをしたい。そのことだけを考えて集中しています。 何より、ここは代表チームであり、私たちだけのものではありません」
移動せずドーハで戦えることをプラスと捉えるか。日本のように、ホームで戦ったあと時差(6時間)はあるものの環境を変えて乗り込めることをプラスと見るか――。
FIFAランキングは日本24位、中国71位。日中戦は日本時間9月8日0時開始予定だ。
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[文:サカノワ編集グループ]