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前田大然が得点ランク単独トップ16ゴール!「もっと攻撃陣が点を取らないと」。横浜FM、ダービーで痛い引き分け

横浜FMの前田大然(撮影は2節・広島戦)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

数的不利からの渾身逆転弾…しかし土壇場で追い付かれる。

[J1 30節] 横浜FC 1-1 横浜FM /2021年9月25日18:00/ニッパツ三ツ沢球技場

 横浜FC対横浜F・マリノスの「横浜ダービー」は、数的不利に立たされながらも一時横浜FMが逆転しながらも横浜FCのサウロ・ミネイロの土壇場のこの日2ゴール目で、2-2の引き分けに終わった。

 渡辺皓太の2枚目のイエローカードによる退場により、レオ・セアラがベンチへ。そして1-1で迎えた77分、扇原貴宏のクロスに、前線に入った前田大然が持ち前のスピードを生かしてDFに一歩前で競り勝ちゴールを決める。

 これまでセルティックFCに移籍した古橋亨梧と並んでいたが、得点ランキング単独1位に立つ16ゴール目となった。

 しかし――。このまま逃げ切れるかと思われた89分、サウロ・ミネイロ弾で同点に……。結局このまま1-1で1ポイントずつを獲得する結果に。1試合消化試合の少ない首位・川崎フロンターレとは勝点6差。追撃するには、あまりに痛いドローとなってしまった。

 前田は試合後のオンラインによる取材で、次のように語った。

「人数が少なくても、マリノスはそれを感じさせないサッカーができます。そういった意味では良かったですが、最後に失点してしまったので、本当にもったいない同点だと思います。(勝てなかった原因は?)先に失点してしまうと難しくなります。自分たち攻撃陣が先に点を取ってあげないと難しい試合にどうしてもなってしまうので、もっと攻撃陣が点を取らなければならないかなと思います」

 落胆はしているものの、このマリノス・スタイルを貫きたいと誓う。

「悔しいですが、下を向いていても終わってしまったことは仕方ないので、残り8試合すべて勝つ気持ちでやらなければいけない。しっかり全部勝てるように、やっていきたいです」

「自分たちが悪かったわけではないと思います。前半の決めるところで決め切れないとこうなるので、サッカーとしては悪くなかったので、先に失点せず、自分たちがゴールを取ることが大事。ずっと点が取れるわけではないけれど、そこで取るために、次の試合へすぐ準備したいと思います」

 そのように東京オリンピック日本代表にも選ばれた横浜FMのスピードスターは、さらに貪欲にゴールを積み重ねていきたいと意欲を示した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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