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鈴木彩艶がニューヒーロー賞受賞。浦和から長谷部誠、原口元気らに続く、クラブ最多5人目の受賞

鈴木彩艶。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「近い将来、満員のスタジアムでプレーできることを楽しみにしています」

 Jリーグは10月25日、報道陣の投票をもとに決まるルヴァンカップの「ニューヒーロー賞」に浦和レッズのGK鈴木彩艶が選出されたと発表した。

 鈴木はトップ登録から初めての公式戦出場をこのルヴァンカップで掴み、グループステージ1節から準決勝第2戦まで、12試合中9試合でフル出場。Jリーグでは「まさにニューヒーローというインパクトを示してチームの準決勝進出を後押しした活躍が評価されました」とコメントしている。

 ゴールキーパーの受賞は、2001年の曽ヶ端準(鹿島アントラーズ)以来、11シーズンぶり2人目。

 浦和レッズの受賞選手は5人目。同クラブの受賞人数は歴代最多。

 浦和の過去の受賞者は2002年の坪井慶介、2003年の田中達也、2004年の長谷部誠、2011年の原口元気。阿部勇樹はジェフユナイテッド市原・千葉時代の2005年に選ばれている。

 鈴木には賞金50万円、クリスタルオーナメント、ヤマザキビスケット社製品1年分が贈呈される。

 鈴木は次のように喜びを語っている。

「このたびは、ニューヒーロー賞を受賞でき、大変光栄に思います。

 この素晴らしい賞を受賞できたのも、チームメート、そして浦和レッズに関わるすべての方々のおかげだと思っています。

 チームとしては望んだ結果を得ることができませんでしたが、大会を通して、自分自身の成長につなげることができました。​これからもチームの勝利に貢献できるよう、今年得た経験を大切にしながら日々のトレーニングからしっかりと努力していきたいと思います。また、今後はこの賞に恥じないようなプレーをしていきたいです。

 改めまして、コロナ禍にもかかわらず、たくさんのサポートをしてくれたファン・サポーター、大会関係者のみなさんに心から感謝いたします。

 近い将来、満員のスタジアムでプレーできることを楽しみにしています」

■ニューヒーロー賞選出の経緯

 トップ登録1年目、また19歳という若さでゴールキーパーというポジションながらシーズン序盤のルヴァンカップで出場機会を掴み、グループステージ第1節~第5節までフル出場。グループステージ第4節以降のJ1リーグで6試合連続出場、プライムステージ全試合出場と、まさに「ニューヒーロー」にふさわしいインパクトを残した。

 ピッチではまだ粗削りなプレーも見られるものの、トップ1シーズン目とは思えない存在感と圧倒的な身体能力が高さで、間違いなく今後が楽しみな逸材の一人。惜しくも決勝進出とはならなかったが、ベスト4という成績を後押しした、

 ニューヒーロー賞にふさわしい活躍と将来性の高さに多くの評価が集まり、文句なしの選出となった。また、将来性のある選手をルヴァンカップに起用して成長を促し、その活躍によってベテラン選手に刺激を与えてチームに相乗効果をもたらしているといった、チームマネジメントも評価に値した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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