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ムバッペ、ハーランド補強を計画するレアル・マドリード、久保建英ら「若手グループ」に待つ未来とは?

レアル・マドリードでの久保建英。 (Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

ウーデゴール、ハキミ、レギロン…「唯一の選択肢は――」。

 スペイン1部レアル・マドリードが、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(ボルシア・ドルトムント)の“W補強”の実現に向けて動いている。移籍情報サイト『FICHAJES』は10月24日、この補強計画を実現させるためには、「現有戦力の整理=出口戦略」も重要になるとして、今後の考えられる動向についてレポートしている。

 ムバッペはこの夏の移籍市場でも移籍が噂されたものの残留。ただし今季末で契約満了を迎えるため、パリSGが違約金の獲得を重視するのであれば、1月に開く冬の移籍市場で、再びこの話題が再燃する可能性もある。いずれにせよムバッペは、フリーの身になっても、レアル・マドリードでのプレーを実現させたいと考えていると言われる。

「経営的に安定している」というレアル・マドリードは、さらに現在の最強ストライカーと呼び声高いハーランドの獲得にも本腰を入れる。

 記事によると、レアル・マドリードは過去5年間、6億1900万ユーロ(約818億円)の支出があった一方、6億2300万ユーロ(823億円)の収入があったという。とはいえ、二人を獲得するとなれば資金確保が改めて課題になる。

 カルロ・アンチェロッティ監督のもと、戦力外となっていて、しかも今季で契約満了を迎える、イスコ、ガレス・ベイル、マルセロは1月の放出、あるいはこのままの退団が濃厚だ。

 一方、複数年契約を結んでいるものの、ルカ・ヨビッチ、エデン・アザールはさらに出場時間を減らすため、放出要員になると予測。出場機会を得られずにいるマリアーノ・ディアスに関しては、オファーを受け入れる考えがなければ(2023年の)契約満了まで待つこともあり得る。

 そして現在RCDマジョルカに期限付き移籍中の久保建英ら、レアル・マドリードは「有望な若手」のパスを数多く保有している。ダニ・セバージョス、ヘスス・バジェホ、マルコ・アセンシオ、アルバロ・オドリオソラ(→ACFフィオレンティーナ)、ボルハ・マジョラル(ローマ)、そして久保――。「彼らはみんな、スペインサッカー界の偉大なタレント」と、その能力を評価する。とはいえ「白い巨人」でコンスタントに出場機会を得るのは至難の業であり、他チームでのプレーを推奨する。

 それだけに、「唯一の選択肢は、アクラフ・ハキミ(→インテル→パリ・サンジェルマン)、セルヒオ・レギロン(→トッテナム・ホットスパーFC)、マルティン・ウーデゴール(→アーセナルFC)のように、成長の先で出口を探ること」と、「レンタル→完全移籍」の道が最も可能性があり、彼らにとっても望ましいのではないかと見ている。

 とはいえ一方、久保がそのタレントと融合することで、それぞれの特長をさらに高め合う相乗効果も期待できそうだが――。まずはマジョルカでしっかりケガを癒し、20歳の日本代表レフティが再び元気な姿をピッチ上で見せる日を待ちたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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