【広島】城福浩監督を解任、沢田謙太郎コーチが今季末まで暫定監督に
城福浩監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
約4年間、チームに新たな競争をもたらし躍進。「シーズン最後まで戦えず、無念ではありますが…」
J1リーグのサンフレッチェ広島は10月26日、25日をもって城福浩監督が退任したと発表した。直近のベガルタ仙台戦での敗戦(●0-2)など成績低迷による事実上の解任に。26日のトレーニングから、トップチームヘッドコーチだった沢田謙太郎氏が監督に昇格、当面2021シーズン終了まで暫定的に指揮を執る。
城福氏は1961年3月21日生まれ、徳島県出身、60歳。FC東京、ヴァンフォーレ甲府の監督を経て、2018年、広島の監督に就任。低迷していたチームに新たな競争を持ち込み、日本代表にも選出されたGK大迫敬介ら若手を積極的に活用。1年目にシーズン序盤から快進撃を遂げながら2位に。6位、8位と安定した成績を残し、今季こそは飛躍が期待されたが、これまで11勝12分10敗で10位。J1通算135試合56勝37分42敗。今季残り試合とともに、来季を見据えての契約解除となった。
城福氏は次のようにコメントしている。
「このたび、サンフレッチェ広島の監督を退任することになりました。
約4年間、良いときも苦しいときもありましたが、常にチーム一丸となって戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、そしてどんなときでも心強いサポート、温かい応援をしてくださったファミリーの方々に深く感謝申し上げます。
今年、積み上げてきた成果を残り5試合ファミリーの皆さんにお見せしたい、そして喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に戦うことができなくなったことは無念ではありますが、来年以降、チームがさらなる高みにいくこと、そして来る新スタジアムでのシーズンで優勝を争うチームになることを信じております。
4年間、本当にありがとうございました」
一方、沢田氏は1970年5月15日生まれ、神奈川県出身、51歳。指導者としては広島一筋で、2020年からヘッドコーチを務めてきた。
沢田氏は次のように抱負を語っている。
「今回、このような状況になったのもヘッドコーチである自分が城福監督を助けることができず、もっともっと何かできたのではないかと悔いが残っています。
監督を任された以上、残り5試合は責任と覚悟を持ち、持てるモノをすべて選手に伝え、少しでもチームが良くなるように全力を尽くします」
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[文:サカノワ編集グループ]