J3とJFL入れ替え戦、最短で来季導入へ
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
原副理事長が『JリーグTV』で説明。
J3リーグとJFL(日本フットボールリーグ)の入れ替え戦が、最短で2022シーズンから導入される。Jリーグの原博実副理事長が10月26日に更新したユーチューブの『JリーグTV』で、来季の日程について協議するなか、その入れ替え戦について、ある程度の枠組みを早急にも決めなければいけないと明かした。
このコンテンツでは、原副理事長が理事会直後、重要決定事項について説明するとともに、現在Jリーグの実行委員会や理事会で話し合われている内容をファンに報告している。そのなかで、福島ユナイテッドFC、アスルクラロ沼津、FC今治、テゲバジャーロ宮崎にJ3クラブライセンスが交付されたことを報告。つまり、この4クラブはJ2・J1ライセンスを取得できなかったため、仮に今季2位以内に入ってもJ2に昇格できない。
ただし、現在15チームのJ3から2チーム昇格、J2から4チーム降格(減る可能性もある)、さらにJFLから2チーム昇格(Jリーグ百年構想クラブが対象)した場合、2022シーズン、J3は最大で19チームで構成されることになる。
Jリーグは構成を最大60チームとする方針で、計算上、J3は現状で20チームまで可能。そこで、アマチュア最高峰であるJFLとの入れ替え戦の実施、さらには「降格救済金」のあり方などについて協議されているという。
原副理事長はそういった背景を解説。また、視聴者の質問を受けて、次のように説明した。
「(J4リーグはできますか?)できないですね。例えば、ドイツ・ブンデスリーガは2部までがプロで、3部以下はアマチュアになっています。そこでアマチュアのピラミッドがまたできている。(日本では)3部までがプロで、上がったら落とさないという考え方もありますが、どんどん増やすより、ここからはJFLとの接合をどうしていくかを、JFAやJFLと話し合っているところです。大切なのは開かれていること。百年構想クラブもあり、上を目指すクラブもあるので閉じてはいけない。そこで入れ替え戦をどこかで導入していかないといけない。2チーム昇格した場合を想定して、話し合っています」
2チーム昇格しなければ“先送り”はできるものの、「その構造自体は変わらない」として、いずれにせよ具体的に詰めていくという。
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[文:サカノワ編集グループ]