【Jリーグ】「ベンチマナー」厳しく処分へ。JFA審判委員会『責任ある態度と行動』を求める
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
言葉や行動での異議、明らかにテクニカルエリアを出る、プレー再開を遅らせる…警告・退場の対象に。
日本サッカー協会(JFA)審判委員会は1月27日、Jリーグ2023シーズンの判定基準を示すレフェリースタンダードについて、メディアを通じて説明した。
各クラブの選手・監督コーチ陣に説明されるものと同様の内容で、今後JFAから動画なども公開される予定だ。
今回強調されたトピックスの一つが「競技者の安全を守る」こと。そのために頭部の接触が起きた際にはプレーを止めることがより徹底される。特にゴール前で発生しやすい事象だが、得点機に関わる場合も、主審が選手の「安全」を優先し、プレーを止めることもあり得る。
また、ハンドの判定はより複雑化しているなか、ペナルティエリア内では「体を大きく見せる(=バリア)」形で腕にボールが当たった際にはハンドになることも、ポイントに挙げられた。
また、声出し応援が一部復活した昨季だが、J1からJ3リーグまで、ベンチマナーの悪さもやや目に付いたと説明があった。監督がテクニカエルエリアを出て副審や第4の審判に異議を唱え、プレーが中断するケースも少なからずあった。
JFA審判委員会は「テクニカルエリアにいるチーム役員、交代要員、交代で退いた競技者は責任ある態度で行動しなければいけない」と訴え、以下のような場合、警告や退場の懲戒処置の対象となると説明した。
▼言葉や行動により異議を示す
▼明らかにテクニカルエリアを出る
▼プレーの再開を遅らせる
JFA審判部は「引き続き、相手競技者、相手チーム、そして審判員へのリスペクトを忘れずに行動してください」と呼び掛けている。