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【鹿島】川崎に完敗、今季無冠が決定。天皇杯準々決勝、1-3で敗れる

旗手怜央が貴重な2点目を奪取!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

荒木遼太郎が意地の1点を返したが…。川崎は脇坂泰斗が全得点に絡む活躍!

[天皇杯 準々決勝] 川崎 3-1 鹿島/2021年10月27日18:00/等々力陸上競技場

 天皇杯準々決勝、川崎フロンターレが鹿島アントラーズ戦に3-1の快勝を収めて、ベスト4進出を決めた。脇坂泰斗が全得点に絡む圧巻の活躍。クラブ創立30周年、タイトル獲得を目標に掲げて臨んだ2021シーズンの鹿島だが、この敗戦で今季の無冠が確定した。

 鹿島はボールを散らされながらも、中央をしっかり固めながら対応しようと試みる。しかし町田浩樹がゴール前の旗手怜央へのファウルでイエローカードを受けるなど、次第にダメージを受けて劣勢に。

 すると32分、脇坂泰斗のコーナーキックにマルシーニョが合わせて、川崎が先制に成功する。

 後半に入ると、さらに川崎はテンポを速める。48分、左サイドを打開し、脇坂のシュート性のクロスが旗手の頭に当たり、ボールがそのままゴールネットを揺らす。幸運とも言えるが、ゴールに最大値のベクトルを向ける、むしろ川崎らしい一撃でリードを広げる。

 その3分後、家長昭博の打開から、最後は脇坂が決めて3点目! 試合の趨勢を決める大きなゴールをもたらした。

 その後、鹿島は土居聖真がオーバーヘッドによるビッグチャンスを作ったものの、DFに当たったボールを、GKチョン・ソンリョンにセーブされる。

 試合終了間際、交代出場したエヴェラウドのポストプレーから、安西幸輝がクロス。その跳ね返りを同じく途中出場の荒木遼太郎が体で押し込み、意地の1点を返した。

 鹿島は川崎に今季公式戦3連敗。リーグ戦ではあと5試合を残すものの、首位・川崎に勝点差で追いつけないため、今季の無冠が確定した。

攻め込む鹿島の上田綺世。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
3ゴールをもたらした脇坂泰斗。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
土居聖真は惜しいチャンスを作ったが……。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

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[文:サカノワ編集グループ]

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