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「素晴らしい歴史を持つクラブの魔法だ」レアル・マドリードがパリSGに大逆転勝利。アンチェロッティ監督も静かに興奮。週末は久保建英のマジョルカ戦!

UCL決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、パリSG戦でベンゼマがハットトリック達成! (Photo by Gonzalo Arroyo Moreno/Getty Images)

ムバッペに先制されてトータル2点差から、ベンゼマがハットトリック。

[CL 決勝トーナメント1回戦 2nd] レアル・マドリード 3-1 パリSG/2022年3月9日21:00(日本時間10日5:00)/サンチャゴ・ベルナベウ
※2試合トータル、レアル・マドリードが3-2で勝利

 UEFAチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、レアル・マドリードがパリ・サンジェルマンに3-1の逆転勝利を収め、2試合トータル3-2でベスト8進出を決めた。

 第1戦(●0-1)をシュート数21本対3本、枠内ゼロ本という体たらくで落としたレアル・マドリードだが、ホームでのこの一戦も前半押し込まれ39分にフランス代表FWキリアン・ムバッペに先制点を決められてしまう。この時点で、トータル0-2。

 あとのないレアルだが、後半、まず1ゴールを奪い返すことに集中する。そしてこれまで眠っていたエースのフランス代表FWカリム・ベンゼマが凄まじい活躍を見せる。

 61分、ベンゼマの猛烈なプレッシングを受けたGKジャンルイジ・ドンナルンマがキックミス。ゴール前へ詰めていたヴィニシウスの折り返しをベンゼマが押し込み、これで1点差に。

 完全に動揺したパリSGの守備陣は統制を失う。そして76分、ルカ・モドリッチのスルーパスを受けたレアルの9番が2点目を奪取。リスタート直後の78分、ボール奪取からまたもベンゼマが決めて、大逆転に成功――。

 ムバッペ、ネイマール、リオネル・メッシの最強3トップがフル出場したパリSGだが、アウェーゴールも廃止されたなか、ここから追い付く気力は残っていなかった。

 クラブ公式サイトによると、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後、次のように語った。

「どう説明したらいいのでしょうか……。攻め込まないといけませんでしたが、よく持ち堪えました。前半はボールを奪い返すことも難しかった。そこから相手にプレッシャーをかけ、カリムの良いプレスから1点目につながりました。そして、このスタジアムとファンの魔法が現れて、エネルギーを与えてくれたことで相手を仕留められました」

「このような素晴らしい歴史を持つスタジアム、素晴らしい歴史を持つクラブの魔法(マジック)です。特別であり、本当に華やかな夜になりました。私は監督としてこの大会の多くの試合に携わってきましたが、このような夜を経験できて心から嬉しいです」

 レアル・マドリードは次戦スペインリーグに舞台を戻し、日本時間3月15日5時から、日本代表MF久保建英の所属するRCDマジョルカと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]