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『南野拓実ライン』再び!リバプールが20歳FWアデイェミの獲得検討

すでにドイツ代表デビュー&初得点も記録しているアデイェミ。 (Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)

RBザルツブルクで、今シーズン公式戦通算34試合・19得点。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが、オーストリア1部RBザルツブルクに所属する20歳のドイツ人FWカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)の獲得を検討している。しかしライバルは多く、一筋縄ではいかないようだ。

 アデイェミは2002年1月18日生まれ、ドイツ出身、20歳のストライカー。177センチ・67キロ。父はナイジェリア、母はルーマニア出身。すでにドイツ代表として3試合・1得点を記録している。

 今季ザルツブルクではリーグ21試合・15得点・3アシスト、公式戦通算34試合・19得点・4アシスト(欧州CL8試合・3得点・2アシスト)と抜群の活躍を見せている。チームはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の舞台では決勝トーナメント1回戦でバイエルン・ミュンヘンに敗れたものの、国内リーグで圧倒的な強さを披露して首位を走る。

 次世代を担うスーパーストライカー候補の一人に挙げられるアデイェミだが、すでに昨年1月の時点でバイエルン・ミュンヘンなどが獲得に乗り出し、さらにこの冬にリバプールも触手を伸ばしていた。ただ、その時には移籍は実現しなかった。

 ザルツブルクとは2024年6月まで複数年契約を結んでいる。次のマーケットは移籍を検討するうえで、時期的な一つの重要なポイントになるのは間違いない。獲得に乗り出しているビッグクラブに向かうのか、メガクラブへ挑むのか、あるいはもう1年ザルツブルクで戦うのか――。

『スカイ』によると、これまでボルシア・ドルトムントが最も獲得に向けて本腰を入れてきたという。しかし3000万ユーロ(約38億円)から3500万ユーロ(約44億円)とされる違約金(移籍金)の提示をザルツブルクが拒否し、4000万ユーロ(約50億円)を要求しているということだ。

 そしてこの条件であれば、メガクラブが支払える額でもある。そこでリバプール、パリ・サンジェルマン、さらには“本山”であるRBライプツィヒも「チャンスをうかがっている」そうだ。

『ザルツブルク→リバプール』といえば、南野拓実の獲得に至ったラインである。両クラブは当時から友好な関係を築けていると言われる。そう考えると、確かにレッズにも“チャンス”はある。

 とはいえ、責任企業が同じライプツィヒ、バイエルン、そしてアーリング・ハーランドも移籍していったドルトムントと、ザルツブルクのコネクションは非常に“強固”である。

 ある意味、ザルツブルクはそうしたビッグ&メガクラブに向かうタレントの登竜門的な存在になりつつあり、有望な選手がプレーする機会が増えている。

 リバプールの逆転でのアデイェミ補強はあるのか? あるいは獲得を目指すのであれば、もう少し先か!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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