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偶然? 人種差別!?リバプール南野拓実の優勝カップ戴冠でカメラ切り替え。英国制作の映像、過去にレスター岡崎慎司もカットされる

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

EFLカップ、チーム最多4得点でタイトル獲得に貢献。

[EFLカップ 決勝] リバプール 0[0EX0 11PK10]0 チェルシー/2022年2月27日16:30(日本時間28日1:30)/ウェンブリー

 イングランド・リーグカップ(カラバオカップ)決勝、リバプールFC対チェルシーFC戦、リバプールが延長120分をスコアレスで終え、PK戦を11対10で制し、今季1冠目を獲得した。リバプールの日本代表FW南野拓実はベンチ入りしたものの出場機会を得られず。ただ同大会4得点はチーム最多で、タイトル獲得に貢献した。

 この試合後の優勝セレモニーのシーンが、SNS上で議論を呼んでいる。リバプールの選手たちがスタンドに上がり優勝カップ(トロフィー)を一人ひとり掲げていく際、ジョエル・マディプに続いて、南野が登場。すると、そこで英国制作の映像は、リバプールのユルゲン・クロップ監督に切り替わる。

 そして南野が掲げ終わったあと再び選手の映像に戻り、隣にいたアレクサンダー・アーノルド、そのあとにいたサディオ・マネ、モハメド・サラー、ファン・ダイクらと続く戴冠シーンを捉えた。

 このシーンを楽しみにしていた日本の視聴者も多かったに違いない。ただ、チーム最多得点とはいえ、27歳の日本代表アタッカーはこの試合に出場していなかった。それだけに、これは単なる偶然だと思われた。

 ところが、2015-16シーズン、レスター・シティFCがプレミアリーグで奇跡の優勝を果たした際、レギュラーとしてチームを支えた岡崎慎司がトロフィーを掲げる際も、今回と同じようにカメラが切り替わる事態が起きていた。岡崎がトロフィーを上げる番になると、スタジアムの電光掲示板を捉えていた。

 そしてセレモニーでの同様の例が、マンチェスター・ユナイテッド時代のパク・チソンら韓国人選手についても“カット”されていたことがSNSで報告されている。

 SNS上では、ここまで日本人やアジア人についての同例が続くとなると、決して偶然ではなく、根底に人種差別があるのではないかと指摘されている。何より無意識の差別であればより質が悪い。

 一方、多くのイギリスメディアは、今大会での南野の貢献については高く評価。その活躍ぶりを特集した企画も出ている。そうしたなか、この“カメラ問題”についても、一つのトピックスとなって波紋を広げている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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