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運命の日本代表発表。膝負傷の板倉滉はW杯“ぶっつけ本番”、ボルシアMGも理解示す

日本代表の板倉滉。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ボルシアMGは「複雑な感情」だが、ワールドカップ出場の夢を尊重。

 日本サッカー協会(JFA)は11月1日午後2時から、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表のメンバー26人を発表する。森保一監督、田嶋幸三会長、反町康治技術委員長が出席。その記者会見の模様は「JFA TV」にて、ユーチューブ、ツイッター、インスタグラム、TickToKで配信される。

“当確”の一人が、1部昇格に貢献したシャルケ04からドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・メンヒェングラードバッハに移籍した板倉滉だ。ただリーグ開幕からセンターバックの主力を担っていたが、9月の1. FSVマインツ05戦でレッドカードを受けて退場に。その出場停止期間の練習中にヒザの内側側副靭帯を損傷してしまった。

 2か月以上が経過し、『キッカー』はこのほど、10月24日の段階でランニングができるまで回復したと報じている。しかしボルシアMGは冬の中断明けまで、板倉を実戦では起用しない方針であるというのだ。つまりカタール・ワールドカップ(W杯)まで、クラブとしては試合に出場させない意向である。

 ただ日本代表に招集されれば、クラブは快く送り出すということだ。ボルシアMGとしては「複雑な感情」であり、年明けまで入念に復帰プロセスを進めることが希望だという。ただし、W杯出場の夢がこのケガで絶たれれば、板倉の今後のプロ生活でのモチベーション低下にもつながりかねないため、理解も示す。もちろんそのためのケガ再発のリスクも伴う。

 同メディアは「森保監督はW杯までのチームのトレーニングに参加できなくても、板倉を招集する予定のようだ」と報じている。

 理想は、板倉がケガをする前からさらにパワーアップした姿をW杯本番で見せ、初戦ドイツ代表から勝利を挙げることだが――。

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