スロット監督がセードルフと何を話した? 遠藤航はミラン戦でATに出場しCLデビュー。リバプール3-1完勝
遠藤の先発があるとすれば…。
[欧州CL リーグフェーズ 1節]ミラン 1-3 リバプール/2024年9月18日(現地17日)/サン・シーロ
UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の新方式になったリーグフェーズ1節、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCがイタリア・セリエAのACミランに3-1の逆転勝利を収めた。リバプールのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF遠藤航は後半アディショナルタイムに交代出場し、CLデビューを果たした。
直近のプレミアリーグで昇格組のノッティンガム・フォレストFCに0-1で敗れたレッズはここからミッドウィークとの連戦が続く。開幕からメンバーが固定されてきたこともあり、このアウェー遠征で、ある程度のスタメンの入れ替えがあり得ると見られた。しかしアルネ・スロット新監督は左MFにコーディ・ガクポを起用し、あとはベストメンバーを選定。遠藤の今季公式戦初先発はならなかった。
開始3分に高速カウンターからクリスチャン・プリシッチに先制されたリバプールだが、そこからは攻め続ける。23分にセットプレーからイブラヒマ・コナテ、41分にコーナーキックからファン・ダイクが決めて逆転に成功。そして67分、ガクポがハーフスペースを攻略したあとのパスをソボスライ・ドミニクが決めて、3-1の勝利を収めた。シュート数はリバプールから見て、23本対8本(枠内11本対2本)という内容だった。
46歳の誕生日にスロット監督はCLの舞台で勝利を収めた。指揮官は試合後の記者会見で、開幕からボランチのレギュラーでプレーするオランダ代表のMFライアン・フラーフェンベルフとFWガクポのパフォーマンスについて問われると次のように答えた。
「私はついさっきまで(ACミランでプレーした)クラレンス・セードルフの隣にいました。ライアンとコーディ(ガクポ)についても話していて、ここ(サン・シーロ)はオランダの選手にとって特別な場所だも言っていました。リバプールの選手として、このようなパフォーマンスを見せてくれて嬉しいです。いつもそうですが、チーム全体が良くなければ、個人がいいプレーをすることはできません。その逆もしかりです。チーム全体が良いプレーをすれば、そこから個人が輝くことができます」
またフォレスト戦では8本のCKをものにできず、この日はオープンプレーからモハメド・サラーのショットがクロスバーを叩くなど決定機を逃していた。それだけに「セットプレーから決めることが必要でした」と、コナテとファン・ダイクの2ゴールを喜んだ。
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リバプールは今週末のプレミアリーグでは日本時間21日23時からボーンマスと対戦する。遠藤の先発があるとすれば、来週のミッドウィークに組まれるカラバオカップ3回戦のウェストハム・ユナイテッド戦になるだろうか。