3時間の激闘は衝撃の結末、リバプール1冠目!南野拓実はチーム得点王も、決勝出場ならず。EFL杯決勝、チェルシーにPK戦11-10!
EFL杯準々決勝のレスター戦でゴールを決めたリバプールの南野拓実。同大会でチーム最多得点を記録した。 (Photo by Naomi Baker/Getty Images)
チェルシーが「PK戦用」GKケパ・アリサバラガを投入、そして――。
[EFLカップ 決勝] リバプール 0[0EX0 11PK10]0 チェルシー /2022年2月27日16:30(日本時間28日1:30)/ウェンブリー
イングランド・リーグカップ(カラバオカップ)決勝、リバプールFCがチェルシーとの一戦で延長120分でも決着がつかず、PK戦もGK対決まで持ち込まれた末に11対10で制し、今季1冠目を獲得した。リバプールの日本代表FW南野拓実はベンチ入りしたものの出場機会を得られなかったが、同大会4得点はチーム最多だった。
リバプールがついに先制したかと思われた67分のジョエル・マティプのゴールは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オフサイド判定では珍しいOFR(オン・フィールド・レビュー)に。オフサイドポジションにいたファン・ダイクが相手DFの動きに関与したとして、取り消された。
その後も両チーム合わせて計4度ゴールネットを揺らした。だがいずれもオフサイドディレイなどで取り消されて、そのたびに大観衆のぬか喜びとなった。
そしてチェルシーのトーマス・トゥヘル監督は延長後半終了間際、「PK戦用」としてなんとGKケパ・アリサバラガを投入する。これまでもPKでチームを救ってきた背番号「1」に、この舞台での大役を託したのだ。
そのPK戦は全員が決めていき、11人目はGKに。先行のリバプールのクィービーン・ケレハーが成功させる。そしてケパはなんとゴールの枠から大きく外れるキックを蹴ってしまい万事休す。世界中が固唾を飲んで見守ったPK戦は、衝撃の結末を迎えた。
南野は同大会5試合・4得点。3・4回戦、準々決勝でゴールを決めて(3回戦2得点)、このタイトル獲得に貢献した。
リバプールは日本時間3月3日、FAカップ5回戦でノリッジ・シティFCと対戦する。この日の中心選手の消耗度やチームの力関係を考えると、今度こそ南野に出場機会が巡ってきそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]