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「左SB冨安」が裏目。アーセナル、右サイド崩壊でスパーズに痛恨3失点

トッテナム対アーセナル戦。早々の退場劇に、冨安健洋(18番)も主審に抗議をしたが…。(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)

注目の「ノースロンドンダービー」。右サイドバック、リベロでもプレー。

[プレミアリーグ 22節] トッテナム 3-0 アーセナル/2022年5月12日19:45(日本時間13日3:45)/トッテナム・ホットスパー・スタジアム

 イングランド・プレミアリーグの延期分22節、アーセナルFCはトッテナム・ホットスパーFCとのノースロンドンダービー、先制点を与えたあとに退場者を出してプランが崩壊。ハリー・ケインに2発、さらにソン・フンミンに一撃とダブルエースにゴールを決められ、0-3で敗れた。アーセナルの日本代表DF冨安健洋は2試合連続で左サイドバックとして先発し、2失点後に右サイドバック、さらに試合終盤にはリベロでプレーした。

「左SB冨安」が裏目に――。結果的には、もしも右サイドで先発していれば……という展開になってしまった。

 立ち上がりの攻防。スパーズの猛烈な勢いをいなして冨安の左サイドからチャンスを作り出すなど、次第にアウェーチームが落ち着いて試合に入りかけた時間帯だった。21分、クロスボールに飛び込んだソン・フンミンに対し、右SBセドリック・ソアレスが体でブロック。軽率なファウルでPKを献上してしまう。22分、これをハリー・ケインに決められる。

 そのあとアーセナルは右サイドの修正を試み、右CBのロブ・ホールディングがソン・フンミンの位置まで出て対応するようになる。ところが、その韓国代表エースに対し、26分に背後から抱えて止めての繰り返しのファウル、そして33分に肘打ちと瞬く間に2枚のイエローカードをもらって、ホールディングが退場処分に。直後、コーナーキックからケインに2点目を叩き込まれた。

 数的不利になったアーセナルは冨安が右サイドバックに入る。しかし後半立ち上がりの47分、ケインが競り合ってこぼれたボールを、ソン・フンミンに決められ、リードを3点に広げられた。

 今回はミケル・アルテタ監督が自信をもって送り出した選手たちと策略が完全に裏目に。終盤にはガブリエウも負傷交代を余儀なくされ、冨安が緊急5バックのリベロに入った。

 アーセナルも勇敢に戦ったが、トッテナムの良さが際立った。アーセナルは21勝3分12敗の勝点66で4位、スパーズは1ポイント差で5位。

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