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【鹿島】PK与えた関川郁万、後半は攻守両面で存在感「みんなから声をかけてもらえて」

鹿島の関川郁万。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「優勝するには、こうした試合で勝っていけるようにならなければ」

[J1 14節] 浦和 1-1 鹿島/2022年5月21日17:04/埼玉スタジアム

 J1リーグの浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦は、鹿島MFアルトゥール・カイキの先制点、そして浦和DFアレクサンダー・ショルツのPK弾により、1-1で引き分けた。

 鹿島のDF関川郁万が試合後取材に応じ、前半終了間際にPKを与えたハンドのファウルを振り返るとともに、今後の課題などを語った。

「前半の終了間際に手に(ボールが)当たってPKになり、直後ハーフタイムに入ったので、気持ちを切り替える時間はたくさんありました。みんなからも声をかけてもらえて、(後半は)少しずつ普段のようなプレーができたと思います」

 そのように後半を迎えた鹿島の5番は、ロングフィードで幾度となく起点を作り出す。さらに試合終盤には彼らしいタイトな守備で、ピンチを摘んでいった。

「最後はカウンター合戦のようになり、そこは自分たちが思い描いていた試合ではありませんでした。ただ、まず負けなかったことが今日の収穫。とはいえ優勝するのは、こうした試合を勝ちに持っていけるチームです。長い1年の試合では勝点をこぼさない戦いやゲーム運びが、もっともっと大事になっていくのかなと感じています」

 また、この日はサポーターの大きな拍手に鼓舞された。それによりコロナ禍でできた選手間の声の伝達が難しくなった。そのあたり今後も少しずつ変わるプレー環境への適応が必要だと感じていた。

「今日はサポーターの人数も多く、声を聞き取れなくなることもありました。声出し(応援)がありになっていくと、そこも難しくなっていくので、ボディランゲージや試合中のちょっと空いた時間を使って選手同士で話していくことも大事になると思います」

 いろいろな経験を積みながら、タフさと強さが増している。それを勝利につなげたいと、21歳のセンターバックは貪欲に前だけを見つめていた。

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