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【東京V】試合前にメンバー入り漏洩、アルハン通訳にけん責処分。栃木戦で先発Jデビュー、勝利に貢献

プラタマ・アルハン (Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)

不正な意図はなかったことも確認。

[J2 25節] 栃木 0-1 東京V/2022年7月6日19:03/カンセキスタジアムとちぎ

 J2リーグの東京ヴェルディは7月6日、25節の栃木SC戦前に、インドネシア代表DFプラタマ・アルハンのメンバー入りを同選手の通訳がSNSで公開してしまったことを謝罪し、再発防止に努めると公式サイトで発表した。

 クラブによると、試合前日の5日14時頃、アルハンの通訳担当であるスタッフが自身のSNSアカウントで、アルハンが栃木戦のメンバーに選出されたことを公開。同日18時頃、クラブスタッフが通訳に投稿を削除するように指示し、本人に対する経緯確認を行った。

 そしてメンバーを知りうる立場にあった通訳が、個人SNSを経由してそのアルハンの情報を発信してしまったことが分かった。

 また通訳スタッフがこの情報を漏洩することで、何かしらのの利益を得る、または対戦相手が利するなど、不正な意図はなかったことも併せて確認した。

 この行為は、「Jリーグ規約第1章・第3条〔遵守義務〕」の、「(7)『Jリーグ関係者は、職務の遂行を通じて知り得た協会、Jリーグ、Jクラブその他のJリーグ関係者に関連する一切の秘密または内部事情を、第三者に開示または漏えいしてはならない』」に抵触する違反行為に該当すると判断。クラブは当該スタッフに対して、けん責処分を科した。

 東京Vはこの情報漏洩を受けて、情報管理体制の強化とともに、再発防止の徹底に努めるという。また再発防止策として、クラブスタッフならびに所属選手に対し、チーム情報の取扱いについての指導を再徹底し、SNSの利用に関するルールの見直しと講習会を実施する。クラブは「この度はファン・サポーターの皆さま、関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 試合は東京Vが1-0で勝利。ディフェンダー登録の20歳のアルハンだが、この日は右ウイングで先発出場してデビュー。ハーフタイムを挟んで新井瑞希と交代している。

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