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「アグレッシブな守備がいい攻撃を生む」香川真司が確信を得た”日本スタイル”

日本代表の香川真司 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「みんなで前を向いて一つに」。つぶやきに2万6000人が『いいね』。

 ワールドカップ・ロシア大会を控えた6月12日の親善試合パラグアイ代表戦(スコアは4-2)、日本代表の香川真司が1ゴール・2アシストで復活を印象付けた。試合翌日、twitter(@S_Kagawa0317)で、「まだ本番ではない。ここからが大事」「みんなで初戦にむけ前を向いて一つになりましょう」と訴えると、2万6000人(6月14日午後19時現在)から「いいね」がついた。

 ただ、香川がパラグアイ戦で最も価値を感じていたのは、自身のゴールや活躍ではなく、ひとつチームの戦い方として確信を得られたことだった。

「90分を通して、チームとしてやり続けていこうというの(形)があったので、その成果として逆転できて、自信になったと思います。後半に入りギアを上げ、守備の局面でアグレッシブにできたので、攻撃にも行けた。これをベースに次の試合(6月19日、W杯初戦のコロンビア代表戦)へ行きたい」

 アグレッシブな守備がいい攻撃を生んだ。その内容と結果が伴ったことに、香川は手応えを得ていた。

「みんなで前向きに、重心を前にして良い守備ができた。この気持ちを忘れず、もっとタフに練習をしていきたい。(1ゴールは決めたが)数多くのチャンスを外していたので、あのイメージを持てたことも自信になります。ただ、あの舞台で決められるように、しっかり準備していきたい」

 “受ける”のではなく”立ち向かっていく”。そういう守備が攻撃にも好循環をもたらす。その日本のスタイルで、香川は自身2度目のワールドカップに挑む。

文:サカノワ編集グループ

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