ボタフォゴ本田が堂々PK1ゴールデビュー「もっとプレーしたかったのでは」
本田がいよいよボタフォゴデビュー!クラブは大々的にアピール。※写真は公式ツイッター(@Botafogo)より
ボールを引き出し攻撃をけん引する。しかし試合は引き分け、「互いに悪い結果に」。
[カンピオナート・カリオカ] ボタフォゴ 1-1 バングー/3月15日(日本時間16日4:00)/ニウトン・サントス・スタジアム
ブラジル1部ボタフォゴFRの元日本代表MF本田圭佑が現地時間3月15日、カンピオナート・カリオカ・グループステージ(グループB)のバングー・アトレティコ・クルーベ戦で先発し、ブラジルでのデビューを果たした。本田は前半に味方のファウルで得たペナルティキックを決めて先制点をもたらし、63分までプレーして交代。しかしチームは1-1で引き分けた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、無観客での開催となった。そのなかで本田は立ち上がりからパスを引き出し、スルーパスで決定機を作り出すなど攻撃をけん引する。その流れのなかで31分、味方が相手ゴールキーパーに倒されてPKを獲得。このキッカーを務めた本田が左足のキックでGKの逆を突き、ボタフォゴに先制点をもたらした。
その後も相手選手をねじ伏せるようにブロックしてドリブル突破を図るなど、フィジカルの強さも発揮。堂々としたプレーを見せ、存在感を示した。
ただし久々の実戦ということもあり、あるいは試合当初から決まっていたのだろうか、60分過ぎに交代をしている。
ブラジルメディア『グローボ』は、「本田はゴールを決めてデビュー、しかしボタフォゴはバングーと引き分ける」と題したゲームレポートを掲載。インフルエンザの発症でデビューが遅れた本田だが、「スターターとして可能な限りの素晴らしいパフォーマンスを見せた」と評価している。
ただ、60分という早目の交代に、「もっとプレーしたかったのではないか」と、結果的に引き分けで終わったこともあり惜しんでいる。
結果的に痛み分けに終わり、それぞれグループステージ通算1勝1分で勝点4。グループBでは、1位CRフラメンゴ(勝点9)、2位ボアヴィスタSC(勝点6)との差が開いてしまった。
本田は上々であり堂々のブラジルデビューを果たした。今度はボタフォゴを「勝利」に導く活躍が求められる。何よりあの熱いサポーターの前で、1日も早くプレーを見せたい。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Keisuke Honda of Botafogo FR makes his debut.